【ニュース】 東武鉄道など、東松山市の直売所で売れ残った農産物を池袋駅まで鉄道輸送し、特別価格で販売する実証実験を3月18日より実施 埼玉県東松山市

2021.03.16
東武鉄道株式会社(東京都墨田区、根津嘉澄社長)は、株式会社コークッキング(東京都港区、川越一磨代表)・東松山市(森田光一市長)・JA埼玉中央(埼玉県東松山市、千野寿政組合長)・東松山生産者直売組合(埼玉県東松山市)と連携し、食品ロス解消のため、2021年3月18日~31日の期間、東松山市の直売所で売れ残った農産物を池袋駅まで鉄道輸送し、特別価格で販売する「TABETE レスキュー直売所」の実証実験を実施する。

同実証実験では、JA埼玉中央東松山農産物直売所「いなほてらす」(埼玉県東松山市)閉店後、当日売れ残った農産物をコークッキングが買い取り、東武東上線「森林公園」駅から列車に積み込み、同「池袋」駅まで輸送し、同駅構内のイベントスペースで特別価格で販売。
JAで売れ残った農産物を食品ロス削減の目的で民間企業が買い取り、鉄道で輸送・駅で販売するという取り組みは、日本初だという。

なお、コークッキングが提供する「TABETE」は、飲食店・小売店と消費者をマッチングするアプリを基本としたフードシェアリングサービス。
事業者のところで廃棄の危機にある食事をテイクアウトしてもらい、社会全体で食品ロスを削減できるとしている。
今回の実証実験では、池袋駅構内のイベントスペースでの販売を基本とし、販売状況に応じ、アプリ上でも販売情報を掲載する。

実証実験の実施期間は2021年3月18日~31日(毎日)。
実施列車は平日が「森林公園」駅16時58分発~「池袋」駅17時
49分着(快速急行)、土休日が「森林公園」駅17時発~「池袋」駅17時49分着(川越特急)。