【ニュース】 西日本鉄道など、古民家宿泊施設「HOTEL CULTIA 太宰府」で新たに2棟を増築、コロナ禍でも分散型の宿泊施設として好評 福岡県太宰府市

2021.02.12
西日本鉄道株式会社(福岡市博多区、倉富純男社長)は、他事業者とともに運営する古民家宿泊施設「HOTEL CULTIA 太宰府」(福岡県太宰府市)で、新たに2棟を増築、2021年3月27日にオープンする。

同事業は、太宰府天満宮周辺の歴史的資源となっている古民家を改修・活用し、趣のある上質な飲食・宿泊施設として提供することで、同施設を拠点としたまちの滞在時間の増加や回遊性の向上を目指すもの。
2019年10月に営業を開始した第1棟「古香庵」は、開業以来好評を博しており、コロナ禍でも分散型のソーシャルディスタンスが確保できる宿泊施設として、県内客を中心に、夫婦など少人数での利用が多く見られるという。

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同事業のスキームは、西日本鉄道・三井住友ファイナンス&リース株式会社(東京都千代田区、橘正喜社長)・株式会社福岡銀行(福岡市中央区、柴戸隆成頭取)などで設立した株式会社太宰府Co-
Creation(福岡県太宰府市、財部幸司代表)が古民家所有者から物件を賃借し、宿泊・飲食施設に改修した上で、施設の運営を行うバリューマネジメント株式会社(大阪市北区、他力野淳代表)に賃貸するもの。

今回は、当初の計画通り2棟(9室)を増築し、第2棟「好古亭(こうこてい)」と第3棟「梅花(ばいか)」をオープンする。
「好古亭」は平安時代の歌人「小野好古」の名前に由来し、「梅花」は元号「令和」の命名にも関連のある、太宰府で行われた「梅花の宴」が由縁となっている。
客室は、古民家の外観・梁など歴史ある佇まいはそのままに、水回りやベッドなど宿泊に必要な機能を整備し、昔ながらの趣とモダンで高品質な空間を融合した、上質な施設とした。
また「好古亭」は、明治・大正期に建築された歴史ある建物で、太宰府市の「歴史的風致形成建造物」に登録されている。

なお、今回の増築により、「HOTEL CULTIA 太宰府」は、合計13室となる(既存の「古香庵」にはフロントとレストラン50席を併設)。