【ニュース】 南海電気鉄道とブイテック研究所、オンライン上での「道案内サービス」と「バーチャル街歩きサービス」で業務提携、実証実験を開始 大阪府大阪市

2020.12.23
南海電気鉄道株式会社(大阪市浪速区、遠北光彦社長)と株式会社ブイテック研究所(東京都千代田区、海老根義人社長)は、東京大学 大学院情報理工学系研究科 電子情報学専攻 相澤研究室とブイテック研究所が共同開発した技術(ブレ補正技術、経路映像合成技術)を使用した、オンライン上での「道案内サービス」と「バーチャル街歩きサービス」の事業展開で業務提携を行った。
第1弾では、両サービスの実証実験を12月23日より開始している。

同実証実験では、利用者・事業者双方のニーズを測定し、今後アフターコロナを見据え、まずは「なんばエリア」でビジネスモデル確立、さらに日常的に道案内を行う事業者への展開を目指すほか、動画内広告機能の拡充などサービス強化を図り、事業化を目指す。

このうち、「道案内サービス」では、南海本線「難波」駅を起点に頻繁に問合せがある地点(15箇所)までのルートを、高速動画を活用したオンライン上での道案内動画として作成、駅窓口で提示する「NAMBA AREA MAP」に同動画へのリンクを掲載する。
同サービスは、動画による視覚的な案内により、目的地までの道案内を手軽に便利に実現するほか、時間の短縮効果も見込む。

さらに、利用可能エリア内をオンライン上で散策できる「バーチャル街歩きサービス」も公開し、コロナ禍でも観光気分を楽しめるサービスを展開するという。

なお、同サービス利用可能エリア内では、「道案内サービス」の実証実験に協力可能な事業者を2021年1月15日まで募集(無償提供)、対応可能上限数・20件に達し次第受付終了とする。

実証実験の実施期間は2020年12月23日~2021年3月31日(予定、実証実験の進捗に応じ延長する可能性あり)。