【ニュース】 山万、ユーカリが丘で新規の路線バス事業を開始、山万ユーカリが丘線を補完し日常生活での移動手段をシームレスに提供 千葉県佐倉市

2020.11.09
ニュータウン「ユーカリが丘」(千葉県佐倉市)の開発を手掛ける山万株式会社(東京都中央区、嶋田哲夫社長)は11月7日、ユーカリが丘地域で新規の路線バス事業「ユーカリが丘コミュニティバス」を開始した。

事業開始に先立ち、11月6日には開業記念式典を開催。
国土交通省関東運輸局河村俊信局長、森田健作千葉県知事、西田三十五佐倉市長らが参加し、華やかに出発式を開催した。

今回運行を開始したコミュニティバスは、ユーカリが丘ニュータウンの中心を走る山万ユーカリが丘線を補完し、周辺の住宅地や商業施設、福祉施設や病院などを含めた街中を網の目のように運行するというもの。
ユーカリが丘線で発行する定期券や回数券でも乗車可能。
これにより、高齢者や子育て世代が暮らしやすく社会参加しやすい住環境を実現し、日常生活での移動手段をシームレスに提供できるようになるとしている。

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また来年2月からは、同社とジョルダン株式会社(東京都新宿区、佐藤俊和社長)・パナソニック株式会社(大阪府門真市、津賀一宏社長)が協力し、「顔パス決済乗車」の実証実験を実施。
乗降データの検証後に山万ユーカリが丘線の改札との連携や、電気バスから電動モビリティに至るまでの街の交通網をシームレスに機能させ、MaaSの実現を目指すとしている。

「ユーカリが丘コミュニティバス(ユーカリが丘ニュータウン循環線)」の運行系統数は5路線。
運行時間は8時20分~20時50分。
運行車両数は7台(60人乗り中型ノンステップバス4台、27人乗り小型ノンステップバス3台)、車いす・ベビーカーの利用可能。
料金は大人(中学生以上)が200円、小人(小学生以下)が100円。