【ニュース】 NTTドコモなど、大子町でAIを活用した乗り合いタクシーとカーシェアリングの実証実験を10月より実施 茨城県大子町

2020.09.18
株式会社NTTドコモ(東京都千代田区、吉澤和弘社長)・茨城県大子町・茨城日産自動車株式会社(茨城県水戸市、加藤敏彦社長)の3者は、2020年10月1日~2021年9月30日の期間、AIを活用した乗り合いタクシーとカーシェアリングの実証実験を大子町で実施する。

高齢化や人口減少が進む中、面積の広い同町内での移動手段の柔軟性を図り、交通インフラの維持を目指す。
なお同実証実験は、「大子町公共交通実証実験推進に関する連携協定」の一環として行う。

AI乗合タクシーは、スマートフォンアプリ・WEBサイト・電話で予約することにより、運行中のAI乗合タクシーをリアルタイムで配車する仕組み。
利用者が乗降場所と乗車人数を選択すると、AIが配車ルートを決めてアプリやWEB上で乗車予定時刻を表示する。
その後、AI乗合タクシーが乗車場所へ利用者を迎えに行き、利用者はAI乗合タクシーで自宅近くの乗降場所や公共施設、商業施設などの指定乗降場所を自由に移動することができるという。

今回は、茨城日産自動車の2台の車両を使い、町民の生活圏と町内の観光エリアで、無料で運行する。
地域住民の新たな移動手段として自宅からスーパーや町役場、医療施設への移動のほか、観光客の観光地への移動手段としての利用を想定しているほか、夜間の地元飲食店利用時の移動手段としても運行するとしている。