【ニュース】 福島交通など4者、IoT技術等を活用したグリーンスローモビリティの効果的導入実証事業を実施 福島県飯館村

2020.08.26
福島交通株式会社(福島県福島市、武藤泰典社長)・飯舘村・株式会社みちのりホールディングス(東京都千代田区、松本順代表)・ジョルダン株式会社(東京都新宿区、佐藤俊和社長)の4者は、地域コンソーシアムを形成、IoT技術等を活用したグリーンスローモビリティの効果的導入実証事業を実施する。

グリーンスローモビリティとは、時速20km未満で公道を走ることが可能な、4人乗り以上の電動パブリックモビリティ。
環境省では、低炭素化と、ラストワンマイルの確保、観光振興、中心市街地の活性化など、地域が抱える様々な交通課題の解決を同時に進められる「グリーンスローモビリティ」の導入を推進している。
今回の同実証実験は、環境省より2019年度に「IoT 技術等を活用したグリーンスローモビリティの効果的導入実証事業」として採択されたもの。

福島交通では、運行する路線バスを補完する地域内のラストワンマイルの足を提供することでシームレスなネットワークを構築し、だれもが公共交通を使って生活できる地域作りを目指す。
同実証実験では、IoTを活用することで、遠隔から運行監視を支援し、自社が営業所を持たない場所でも適切な運行管理を行うことが可能となり、その結果、従来よりも広いエリアで運行することが可能になるとしている。
また、グリーンスローモビリティの運行により、環境負荷を下げ、「日本で最も美しい村」に選ばれている飯舘村の環境を守ることにも貢献するという。

同実証実験は、前半(2020年8月26日~9月20日、1ルート)と後半(2020年10月1日~11月15日予定、2ルート)に分けて実施する。