【ニュース】 近鉄不動産など、「OSAKAリンク大規模マンションプロジェクト」で共用部内に保育施設を整備、大阪市の制度を利用した第1号物件 大阪府大阪市

2020.06.26
近鉄不動産株式会社(大阪市天王寺区、倉橋孝壽社長)・株式会社NIPPO(東京都中央区、吉川芳和社長)・オーエス株式会社(大阪市北区、髙橋秀一郎社長)・アートプランニング株式会社(大阪市中央区、松藤雅美社長)はこのほど、4社が開発中の「OSAKAリンク大規模マンションプロジェクト」(大阪市東淀川区)が、大阪市の「大規模マンション建設時における保育施設等の整備に係る事前協議制度」の第1号物件になったと発表した。
同プロジェクトの共用施設に整備する保育施設は、社会福祉法人和修会(大阪府守口市、塚本由美理事長)が運営する(同法人は同制度の認可前審査で今年3月27日に承認済)。

同制度は、マンション建設事業者が届出対象となる大規模マンションに関する事項を大阪市に届け出ることにより、当該マンションと近隣の保育需要から保育所等の整備が必要かどうかを大阪市が検討し、保育所等の整備が必要な場合は、マンション内等に保育所等の整備を要請する制度。
対象となるマンションは、住戸(1戸あたりの専有面積35㎡以下除く)の総数が70戸以上の物件で、対象マンションの住民(賃借人を含む)は保育施設の開設後5年間は、優先入所の対象となる。

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近年、大阪市内、特に都心部では大規模マンションの建設が相次ぎ、保育需要が増加傾向にあるが、同プロジェクトでは、マンション内に保育施設を整備することで、出産後も仕事を継続しやすい環境を目指す。

また、阪急千里線「下新庄」駅徒歩より徒歩4分、阪急千里線・京都線「淡路」駅より徒歩10分、JRおおさか東線「JR淡路」駅より徒歩6分という立地や、総戸数393戸という大規模物件の特性を活かし、保育施設のほか、多様な共用施設も設置する予定としている。
10月上旬よりモデルルームの案内を開始する予定。

「OSAKAリンク大規模マンションプロジェクト」の所在地は大阪市東淀川区下新庄3丁目162番・163番1(地番)、交通は阪急千里線「下新庄」駅より徒歩4分、阪急千里線・京都線「淡路」駅より徒歩10分、JRおおさか東線「JR淡路」駅より徒歩6分。
敷地面積は1万3,788.13㎡、構造・規模は鉄筋コンクリート造・地上14階建て1棟。
総戸数は393戸。
間取りは2LDK~4LDK、専有面積は58.80㎡~76.38㎡。
分譲開始時期は2020年11月(予定)、竣工時期は2022年5月(予定)。

同プロジェクト内に整備する保育施設(予定)の種別は小規模保育事業所。
賃貸借面積は105.93㎡。
対象年齢は0歳(原則として生後6ヶ月以上)から2歳までの乳幼児、定員は19名。