【ニュース】 三井不動産など、同社グループ初の寺院と共存したホテル「三井ガーデンホテル京都河原町浄教寺」を9月28日に開業 京都府京都市

2020.06.22
三井不動産株式会社(東京都中央区、菰田正信社長)と株式会社三井不動産ホテルマネジメント(東京都中央区、雀部優社長)は、「三井ガーデンホテル京都河原町浄教寺」(京都市下京区)を
2020年9月28日に開業する。

同計画は、500年以上の歴史のある浄教寺を三井ガーデンホテルと一体開発することで、寺院の伽藍再建を実現する全国的にも稀な取り組みだという。
近時の人口減少・檀家離れが進む中、同事業では、寺院・ホテルという異業種との共生により、「寺院再生」のモデルケースを示すことを目指している。

同ホテルのデザインコンセプトは「寺のホテル」。
ロビーから寺院の本堂を垣間見ることができる開口を設け、寺院との一体感を創出する。
また、同ホテルでは、「寺院」との共存を意識した運営を実現するため、浄教寺の伽藍建替時の歴史的保管物である象鼻や古木・金屏風等をアートとして活用して館内の随所に配置するほか、朝のお勤め体験等、ハード・ソフトの両面で寺院との連携を実現するという。

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同ホテルは、「京都河原町」駅より徒歩1分の立地。
昼夜ともに京都滞在を満喫できる四条河原町・先斗町・祇園までは徒歩圏内。

客室数は167室。
スタンダードタイプでも24㎡の設計とし、全室が2名以上で宿泊可能、3名対応可能なトリプルタイプの客室も設ける。
また、全室で洗面をトイレ・シャワーブースと分離させて設置することで、利便性の高い居室空間を実現するという。

2階のレストランには、福岡県で複数店舗を展開するONO GROUPの有限会社ディー・ディー・カンパニー(福岡市中央区、小野孝代表)が、県外初出店となる「僧伽(さんが)小野 京都浄教寺」をテナントとして出店。
ミシュランガイドにも掲載された「僧伽小野 一秀庵」(福岡県糸島市)の2号店で、日本のお米文化、京野菜・鯛茶・西京焼き等の美味の競演を堪能できるという。
また、昼・夜は、ミシュラン掲載店「赤間茶屋 あ三五」監修の蕎麦も提供する。

なお、2階には大浴場も設置する。

「三井ガーデンホテル京都河原町浄教寺」の所在地は京都市下京区寺町通四条下る貞安前之町620、交通は阪急京都線「京都河原町」駅より徒歩約1分。
構造・規模は鉄骨造一部鉄筋コンクリート造・地上9階地下1階。
客室数は167室。
付帯施設はレストラン(2階)、大浴場(2階)。