2020.05.20
西日本鉄道株式会社（福岡市博多区、倉富純男社長）は、現在行っている一般路線バスに加え、5月21日より西鉄電車の混雑状況の公表を開始する。
あわせて、LINE Fukuoka株式会社（福岡市博多区、落合紀貴社長）と連携、コミュニケーションアプリ「LINE」での情報提供も開始する。

福岡県では、新型コロナウイルスに伴う緊急事態宣言が解除となり、公共交通機関の利用増が見込まれるため、「新しい生活様式」に示される「密の回避」や「時差出勤」といった感染拡大予防策の実践が重要になってきている。
同社では今回、混雑回避のための参考情報の充実を図るため、新たに電車の情報を追加するとともに、「LINE」の活用により、利用客がより情報にアクセスしやすい環境を整えるという。

電車の混雑状況は、平日の朝ラッシュ時間帯（7時～10時頃）に天神大牟田線と貝塚線の列車ごとの混雑の目安を表すもの。
最も混雑が発生する区間となっている天神大牟田線「平尾」駅～「薬院」駅間と、貝塚線「名島」駅～「貝塚」駅間の混雑率を案内する。
混雑率100%の目安は、座席が埋まり、概ね全ての吊革が使用されている状態とする（混雑率は、両線で朝ラッシュ時に最も混雑の発生する区間の実績より）。
更新は、毎週木曜日に、同週の月曜日の混雑状況を確認できるようにしていく。

「LINE」での情報提供は、コミュニケーションインフラとしてのLINEの強みを活かし、街全体でのコロナウイルスの感染拡大予防策の推進を図るというもの。
同社の運営するバス電車それぞれのLINE公式アカウント内に新設するメニューボタンから1タップで最新の混雑状況にアクセスできるほか、バスの幹線ごと、電車の列車ごとの混雑状況を視認性に優れたデザインで提供する。
利用には、対象アカウント（バス：にしてつバス、電車：【公式】西鉄電車）を「友だち」に追加することが必要。