【ニュース】 東急建設など3社、木質系建築に適用可能な高遮音二重床システムを共同で開発、中規模の共同住宅などがターゲット 東京都渋谷区

2020.04.14
東急建設株式会社(東京都渋谷区、寺田光宏社長)・ナイス株式会社(横浜市鶴見区、杉田理之社長)・淡路技建株式会社(茨城県牛久市、川上雅文社長)の3社はこのほど、床衝撃音遮断性能の確保が難しいとされてきた木質系建築に適用可能な高遮音二重床システム「(仮称)高遮音床システム」を共同で開発した。

木質系建築床の遮音対策は、床を重厚化させることや、防振装置などを利用する事例があったが、これらの対策は材料費や施工の手間の増加によってコストが上昇するだけでなく、建物自重の増加によって耐震性に影響を及ぼす可能性もあるため、必ずしも有効な対策とは言えなかったという。

これに対し、今回開発した同システムは、木製床板の振動特性に着目した遮音機構を採用することで、重量アップや特殊な部材の使用を伴うことなく、重量床衝撃音遮断性能LH-50の遮音性能を実現。

今後は、中規模の共同住宅や、学校・高齢者施設・保育施設・商業施設等の非住宅の中規模木造建築物、高い遮音性能が要求される中高層木造建築物等をターゲットに展開を図るとともに、さらなる高遮音化技術についても開発を継続する。

東急建設とナイスは、それぞれの設計・施工案件で、同製品の採用を積極的に提案。
とくに、東急建設の住宅商品「moc+comfort」、ナイスの住宅商品「パワーホーム」等、木造3階建ての賃貸共同住宅への採用を計画しているという。
製品の販売は淡路技建が実施し、外販も検討する。
東京都内の民間複合施設で採用予定があるという。