【ニュース】 キスケ、学校給食停止で行き場を失った牛乳を松山市と今治市の温浴施設で無料配布 愛媛県松山市

2020.03.16
キスケ株式会社(愛媛県松山市、山路義則代表)は3月13日、同社が運営する温浴施設「伊予の湯治場喜助の湯」(愛媛県松山市)と「しまなみ温泉喜助の湯」(愛媛県今治市)で、風呂上がりの利用客を対象に牛乳の無料配布を開始した。

同取り組みは、新型コロナウイルスの影響で出荷できなくなった給食用牛乳を活用するもの。
配布期間は、「伊予の湯治場喜助の湯」が3月15日で終了済、「しまなみ温泉喜助の湯」では3月19日まで実施する。

蔓延する新型コロナウイルス感染症対策として、愛媛県内の公立小中学校では臨時休校が実施されており、現在学校給食用牛乳の供給が停止されている。
今回の休止により、県内酪農家の大幅な減収や、県内産生乳を使用した牛乳・乳製品の急激な需要低迷による生乳廃棄が懸念されているという。

温泉と牛乳の相性は良く、古くから風呂上がりの一杯として広く認識されている。
今回は、KMP(キスケ松山プロジェクト)のメンバーが入浴後の利用客に「らくれん牛乳」を無料で配布。
最近、牛乳を飲んでいないという人にも、この機会に牛乳の良さを再認識してもらいたいという。