【ニュース】 YKK APと住空間設計、中古戸建住宅の性能向上リノベーションを実証するプロジェクトの四国地方初物件「香川 丸亀の家」を竣工 香川県丸亀市

2020.02.19
YKK AP株式会社(東京都千代田区、堀秀充社長)と有限会社住空間設計(香川県高松市、大北和則社長)はこのほど、中古戸建住宅の性能向上リノベーションを実証するプロジェクトの四国地方初物件となる「香川 丸亀の家」(香川県丸亀市)を竣工した。

同物件は、全国でも空き家率の高い香川県で、地域内の高機能な住宅ストック増加を目指す「さぬき安心あんぜん住宅普及協議会」の「安心あんぜん住宅」に認定されたもの。
断熱・耐震性能は、現在一般的な新築住宅の基準を上回る、四国でも先導的なリノベーション事例だという。

202002191000

施主は同市内の築18年の木造住宅に住む夫婦。
子育てを終え新たな住環境を整えるために、「断熱」と「耐震」にこだわり、快適で暮らしやすく、また将来にわたって住宅価値を持続させるため、メンテナンスのしやすい家へとリノベーションした。

高い断熱性能には、住まいの中で熱の流出入が最も多い「窓」の選択が重要となるが、同物件ではYKK AP四国製造所(香川県宇多津町)で製造された高性能樹脂窓「APW(エーピーダブリュー)
330」などへ入れ替えたことで、住宅の断熱性能を改修前の約2.3倍に向上。
耐震性能についても、同社の耐震商品「FRAMEⅡ(フレームツー)」を採用したことなどで、大空間・吹抜けのある間取りでも、震度6強の地震でも倒壊しない耐震等級3相当の強度に向上したという。