【ニュース】 八戸地方に春を呼ぶ豊年祈願の郷土芸能「八戸えんぶり」が2月17日に開幕、市内各所のほかステージでの公演も 青森県八戸市

2020.02.12
八戸市では、八戸地方に春を呼ぶ豊年祈願の郷土芸能「八戸えんぶり」が2月17日~20日に開催される。

えんぶりの名は、田をならす農具「えぶり」や、「いぶり」(ゆすぶり)に由来すると言われ、冬の間眠っている田の神をゆさぶり起こし、田に魂をこめる儀式とされている。
八戸えんぶりは、八戸地方を代表する郷土芸能で、1979年に国の重要無形民俗文化財にも指定されているという。

202002121100

えんぶりの一番の見どころは、太夫(たゆう)と呼ばれる舞手が、馬の頭をかたどった華やかな烏帽子(えぼし)を被り、頭を大きく振る独特の舞。
その舞は、稲作の一連の動作である、種まきや田植えなどの動作を表現したものとされている。
太夫の舞の合間には、子どもたちによる可愛らしい祝福芸が披露され、見る者を楽しませてくれるという。

「八戸えんぶり」の行事日程は、「奉納摺り」(長者山新羅神社、観覧無料)が2月17日の7時~、「えんぶり行列」「一斉摺り」(長者まつりんぐ広場~八戸市中心街、観覧無料)が17日の10時~、「御前えんぶり」(八戸市庁前広場、観覧無料)が17日の12時15分~、「えんぶり公演」(八戸市公会堂文化ホール、八戸市公民館、有料)が17日・18日の13時~16時、「かがり火えんぶり」(八戸市庁前広場、観覧無料)が17日~20日の18時~・19時~・20時~、「えんぶり一般公開」(八戸市庁前広場、観覧無料)が19日・20日の13時~・14時~、「史跡根城えんぶり撮影会」(史跡根城の広場、要入場料250年)が18日・19日の11時~12時、「お庭えんぶり」(更上閣、要予約・有料)が17日・18日の16時~・18時~・20時~、19日・20日の7時~・19時~。