【ニュース】 日本観光文化協会、「観光特産大賞」制度を新たに発足、「グランプリ」は幌加内町そば活性化協議会の「幌加内そば」 北海道幌加内町

2019.12.11
一般社団法人日本観光文化協会(東京都北区、小塩稲之会長)は、全国の観光特産品の知名度・ブランド力向上を目的とした観光特産品の表彰制度「観光特産大賞」制度を新たに発足、このほど初の「観光特産大賞」「観光特産金賞・優秀賞」「金賞・ニューウエーブ賞」を決定した。

「観光特産大賞・グランプリ」は、幌加内町そば活性化協議会(北海道幌加内町)の「幌加内そば」が受賞。
「幌加内そば」は、地域団体商標の登録を行うなど、日本一のそばの里として、幌加内町、きたそらち農業協同組合幌加内支所、観光協会などが一体となって力を入れている商品だという。

北海道のそばはあまり知られていないが、幌加内町の冷涼な気候、昼夜の寒暖の差、日中の気温上昇を穏やかにする朝霧などの自然条件がそば栽培に適していたこと等から、1980年から30年にわたって作付面積が3,200haで日本一となり、生産量も2,900tを超える。
収穫したそばの実(玄そば)は、そばの乾燥調整施設に一元集荷され、玄そばの品質を均一に管理。
乾燥にあたっては、急速な高温乾燥では風味が低下するため、風味が損なわれないように自然乾燥に近い除湿マドラー通風乾燥方式の丁寧な乾燥を行っているという。

その他、「観光特産金賞・優秀賞」は農業生産法人ひるぜんワイン有限会社(岡山県真庭市)の「蒜山ヤマブドウのワイン」が、「金賞・ニューウエーブ賞」は美郷梅酒まつり実行委員会(徳島県吉野川市)の「美郷の梅」(梅酒特区)がそれぞれ受賞した。

審査対象は農商工連携人材育成支援事業(経産省所轄)の対象商品約30件、日本観光文化協会の専門家による推薦された商品約60件の計約90件。
同協会専門委員会による選考で11品に絞りこみ、審査員によるランキング付け・順位を数値化し集計した。