【ニュース】 レ・コネクションと京阪電鉄不動産、両社共同による初の京町家再生施設「紡 稲荷庵」を完成、一棟貸しの宿泊施設として2020年2月にオープン 京都府京都市

2019.12.05
京都市内で不動産売買や宿泊施設の管理運営を手掛ける株式会社レ・コネクション(京都市下京区、奥田久雄代表)と京阪電鉄不動産株式会社(大阪市中央区、道本能久社長)はこのほど、京町家再生を目的とした両社の業務提携による初の施設「紡 稲荷庵(つむぎ いなりあん)」を完成した。

レ・コネクションは、2016年4月の起業時より京町家の保存と再生・活用する取り組みを積極的に展開、1日1組限定の一棟貸しを中心に、現在京都市内で管理運営する宿泊施設は42棟にのぼる。
運営までを自社で一貫して行うため、行き届いた質の高いサービスを提供できるという。

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一方、京阪電鉄不動産は、京阪グループ中期経営計画(2018~20
20年度)を踏まえ、不動産業の事業ラインナップ強化を掲げている。
その中で2019年6月、レ・コネクションと共同事業協定を締結し、京町家リノベーション事業に取り組んできた。
今後は、年間10棟の京町家の再生を行なう予定だという。

共同での第1号案件「紡 稲荷庵(つむぎ いなりあん)」は、国内外からの観光客で連日賑わいを見せる伏見稲荷大社に程近い立地。
大通りの喧騒を感じさせない、穏やかな時間の流れる路地奥の京町家となっている。
延床面積は60.70㎡、オープン日は2020年2月2日予定、定員は最大5名、料金は1泊3万円前後を予定。