【ニュース】 千葉商科大学、学生らがオリジナルコーヒーの第3弾を開発、「恩返し」をテーマに「友好珈琲」を台湾と日本国内で販売 千葉県市川市

2019.09.26
千葉商科大学(千葉県市川市、原科幸彦学長)人間社会学部(朝比奈剛学部長)は、勅使河原隆行准教授のゼミナールがオリジナルコーヒーバッグ第3弾を開発、台湾と日本国内で販売を開始する(10月より販売開始予定)。

3回目の商品開発となる今回のテーマは「恩返し」。
東日本大震災被災時に多大な支援をしてくれた台湾の人々に美味しく飲んでもらいたいと、商品開発に取り組んだ。

勅使河原ゼミは、東日本大震災後の親子支援に取り組むふくしま子ども支援センターの事業「ままカフェ」と連携し、被災したママたちが語らう場で飲んでもらうためのオリジナルコーヒーをこれまでに2種類、開発・販売している。

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第3弾の開発は、台湾からの留学生が勅使河原ゼミに所属したことをきっかけに、台湾との交流が深まったことによるもの。
学生が何度か台湾に足を運び、バナナ農園でのボランティア活動や商品の販売に協力してくれる小売店の開拓、そこでのヒアリングを実施。
その現地調査から、バナナ、パイナップル、マンゴーなど台湾の人々が好むフルーツと合うテイストのコーヒーにすることを企画した。

フルーツに合うコーヒー豆の選定、コーヒーバッグに適した焙煎・粉砕は、これまでの商品開発でも協同してきた平野珈琲(千葉県市川市)が全面協力。
開発した商品は、ルワンダ産のコーヒー豆キャヒンダピーベリーのみを使用したシングルオリジンで、フルーティーで酸味が強く、すっきりとした味わいが特徴で、何度も試作と試飲を繰り返しながら味を決めていったとしている。

商品名の「友好珈琲(ユーコーヒー)」は学生の発案によるもの。
心を尽くしてくれた台湾の人々への感謝の気持ちと、これからも仲良くしていきたいという親愛の気持ちが込められているという。
また、台湾で商品を販売するにあたっては、学生が輸出手続きや販路開拓にチャレンジした。

「友好珈琲(ユーコーヒー)」の内容量は10g(コーヒーバッグ1袋)。
価格は1袋120円(税込)、10袋入ギフトボックス1,200円(税込)。
国内での販売場所は、千葉商科大学生協、平野珈琲(千葉県市川市)、M☆ルーム(旧雑貨の店もえぎ、千葉県市川市)。
10月20日開催の「第15回市川まつり」、11月3日~4日開催の同大学園祭「瑞穂祭」でも販売する予定。