【ニュース】 JR東海とJR東日本、「有楽町」駅~「新橋」駅間の内山下町橋高架下を共同で開発、「日比谷グルメゾン」として2020年初夏に開業予定 東京都千代田区

2019.09.04
東海旅客鉄道株式会社(名古屋市中村区、金子慎社長)と東日本旅客鉄道株式会社(東京都渋谷区、深澤祐二社長)は、「有楽町」駅~「新橋」駅間の内山下町橋高架下(東京都千代田区)に約1万㎡の空間を創出した。
同空間では今後、JR東海グループの東京ステーション開発株式会社(東京都千代田区、谷津剛也社長)とJR東日本グループの株式会社ジェイアール東日本都市開発(東京都渋谷区、出口秀已社長)が開発を進め、2020年初夏の開業を目指す。

同計画は、100年以上の歴史を刻む煉瓦アーチ高架橋と東海道線、東海道新幹線の高架橋が一体となって生まれた高架下空間を活かし、新たな商業施設として再生するプロジェクト。
銀座・有楽町・新橋に回遊を生み、個性豊かな店舗が集積することで、街と人、人と人とを繋ぐ賑わい溢れる場所を目指す。

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開発にあたっては、連続した高架柱が特徴の300mに及ぶ通路を整備し、日比谷側へ5か所の出入り口を設けることで、街に開かれた高架下として新たな回遊性のある商業空間を創出。
明治建造当初の煉瓦を活かし、次の100年も街のシンボルとなるように美化・整備を行う。
テナントには、話題性のある個性豊かな飲食店を集積させ、国内外からの来訪者に食のトレンドを発信するという。

施設名称は「日比谷グルメゾン」に決定した。
東京駅にある「東京グルメゾン」に続く、バラエティ豊かな飲食店舗の集まるグルメスポットの第2弾として展開する。

なお、JR東海の用地(東海道新幹線高架橋)は、有楽町側と新橋側の両端のみで公道に接道し、一方のJR東日本用地(山手線・京浜東北線高架橋、東海道線高架橋)は、高架下空間がアーチにより、個々に細かく区切られるというそれぞれの制約があったとしている。
今回は、両者それぞれが所有する用地区分に関らず、相互に協力して開発エリアが最適となるよう区分を設定したという。

JR東海の開発エリアの所在地は東京都千代田区内幸町1丁目30番、敷地面積は約1,700㎡(JR東日本)、開発面積は約1,400㎡、延床面積は約900㎡、店舗数は6店舗。
JR東日本開発エリアの所在地は東京都千代田区内幸町1丁目7番、敷地面積は約8,600㎡(JR東海約2,800㎡・JR東日本約5,800㎡)、開発面積は約7,200㎡、延床面積は約4,500㎡、店舗数は約50店舗。