【ニュース】 南三陸町、三井不動産の東日本大震災後の取り組みに対し感謝状を贈呈、社員のボランティア活動から交流が拡大 宮城県南三陸町

2019.08.28
三井不動産株式会社(東京都中央区、菰田正信社長)は8月22日、東日本大震災で大きな被害を受けた宮城県南三陸町より、震災後の活動に対する感謝状を受贈した。

同町の佐藤仁町長は、今年6月より、震災直後の救援や町の復興に向けて支援を行った町外の個人や団体、自治体・企業などに感謝の意を伝えるため、全国各地を訪問。
その一環として、8月22日に同社を訪れ、同社の北原義一副社長に感謝状を贈呈した。

同社と同町の最初の接点は、2011年秋、町内の仮設住宅でボランティア活動をしていた同社社員が佐藤町長と出会ったことに始まる。
同社員はその後もたびたび同町に足を運び、また北原副社長をはじめ、同町を訪れる社員も少しずつ増え、次第に交流の輪が広がったという。

その後、同町で同社の社員研修が始まり、2015年3月には情報発信と交流の拠点「わたす日本橋」を東京都中央区に開設。
同町との縁は会社ぐるみの関わりへと発展した。
前出の同社員は、同町長から同町の復興応援大使に任命され、同社でもその活動を全面的にサポートしているという。

8月22日には、感謝状贈呈式後、「わたす日本橋」で懇親会を開催。
佐藤町長は、「わたす日本橋」に対しても、「南三陸町をはじめとした三陸沿岸や東北の食材を使って、日本橋と東北をつなぎ、情報発信してくださっていることに、各産地の自治体を代表して感謝の想いを伝えたい。」と述べた。