【ニュース】 南海電気鉄道、和歌山市と共同で推進する「和歌山市駅活性化計画第2期」の複合施設全体の名称を「キーノ和歌山」に決定、商業ゾーン・ホテルを2020年4月下旬に開業 和歌山県和歌山市

2019.08.09
南海電気鉄道株式会社(大阪市中央区、遠北光彦社長)は8月8日、和歌山市と共同で推進する「和歌山市駅活性化計画」の複合施設全体の名称を「キーノ和歌山」に決定、商業ゾーン・ホテルを
2020年4月下旬に開業すると発表した。

「キーノ和歌山」は、和歌山市駅を中心に、既に先行開業している南海和歌山市駅ビル(オフィス棟)と駐車場棟に加え、現在工事を進めている商業ゾーン・ホテル・公益施設棟で構成する複合施設。

改札正面の通路は、3階まで吹き抜け空間とし、駅とまちを繋ぐ開放的で賑わいのある「和歌山の新しい玄関口」をイメージした。
1・2階通路の天井部分などには紀州材を使用、和歌山らしさを表現するなど、和歌山市の玄関口にふさわしい景観を形成する。

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商業ゾーンは、商業棟・ホテル棟の1~3階部分に合計約30店舗が出店。

1階は「和歌山の新しい玄関口・日常を彩るデイリーユースのフロア」。
野菜・肉・魚の専門店が厳選した高品質な生鮮食品をはじめ、こだわりの食品雑貨や和歌山ならでは食材が一堂に会する、新しいかたちのマーケットを核テナントとして誘致する。

2階は「和歌山を感じる“レストラン”のフロア」。
海の幸や山の幸など、食材の宝庫である和歌山ならではの選りすぐりのローカルグルメを楽しむことができるダイニングフロアで、「食」を切り口に、和歌山の楽しさを再発見できる県内の人気飲食店が集積。

3階は「和歌山市民の生活に寄り添う“美と健康”のフロア」。
医療機能が揃うクリニックゾーンには、和歌山県内を中心に活躍中の専門医を集めるほか、調剤機能も併設することで、快適に診療・治療を受けられる施設づくりを進める。

ホテル棟の4~12階には、客室数120 室の「(仮称)カンデオホテルズ和歌山」が出店。
シモンズ社製の高級ベッド、最上階に紀の川を望む絶景露天風呂付大浴場などを備え、毎日60品目以上の健康朝食ビュッフェを提供するという。

商業棟は鉄骨造・地上3階地下1階建、延床面積は約8,600㎡(賃貸面積は約4,100㎡)。
ホテル棟は鉄骨造・地上12階建、延床面積は約6,000㎡(賃貸面積は約5,100㎡)。

なお、公益施設棟(和歌山市民図書館)は2019年12月に一部業務開始予定(開館時間は9時~21時)。
指定管理者はカルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社。
建物は鉄骨造・地上5階、延床面積は約9,600㎡。
収蔵冊数は開館時約50万冊予定(収蔵能力約60万冊)。
駐輪場は約800台(中2階)。