【ニュース】 東急不動産、「JR西宮駅南西地区市街地再開発事業」に参画、卸売市場再生整備事業と一体で住宅・店舗等の複合施設を整備 兵庫県西宮市

2019.08.08
東急不動産株式会社(東京都港区、大隈郁仁社長)は8月7日、再開発事業の検討を進めている「JR西宮駅南西地区市街地再開発準備組合」(兵庫県西宮市)が実施した参加組合員予定者募集で事業企画を提案、同社が参加組合員予定者に選定されたと発表した。
同事業では、2020年度に解体開始を予定、2025年度の完成を目指す。

同地区の敷地はJR東海道本線「西宮」駅前に位置し、同駅からJR「大阪」駅までは快速で2駅12分、JR「三ノ宮」駅までは快速4駅15分。
現在、同地区の大半は西宮市卸売市場が占めているが、開設から
70年以上が経過し、施設の老朽化が進んでいるほか、建物の不燃化・耐震化への対応が十分ではなく、施設の再生整備が喫緊の課題になっていたという。

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「JR西宮駅南西地区市街地再開発事業」では、JR東海道本線「西宮」駅南西に広がる約1.5haの敷地を3つの街区に分けて再開発を進める。
敷地西側のA街区では、現在の西宮市卸売市場を集約・再生整備。
東側のB・C街区では住宅・店舗等の複合施設を新たに設ける計画としている。

敷地北東で西宮駅前と接続するC街区には、約1,500㎡の広場と、駅前から敷地南側の国道2号線へと通じる歩行者専用通路を設置、駅前エリアの一層の快適性・回遊性向上に寄与するという。
また、A街区卸売市場の休場日には、卸売市場の大屋根下空間を活かしイベントなどに活用、連携して地域全体でにぎわいを創出するとしている。

なお、「西宮」駅の南側は「国鉄西宮駅南地区市街地再開発事業」が平成7年に工事完了しており、現在は「フレンテ西宮」をはじめとする商業施設が集積するエリアとなっている。

「JR西宮駅南西地区第一種市街地再開発事業」の所在地は兵庫県西宮市池田町の一部、交通はJR東海道本線「西宮」駅より徒歩約1分、阪神本線「西宮」駅より徒歩約9分。
地区面積は約1.5ha、延床面積は約4万4,600㎡(卸売市場地区・沿道施設地区を除く)。
構造・規模は鉄筋コンクリート造・地上35階建程度。
住宅戸数は350戸程度。
竣工は2025年(予定)。