【ニュース】 ダイブ、地方自治体の遊休地を活用しグランピング経営ができるサービスを開始、東かがわ市の「ベッセルおおち」で実証実験 香川県東かがわ市

2019.08.06
観光地での住込み求人サイト「はたらくどっとこむ」を運営する株式会社ダイブ(東京都新宿区、庄子潔代表)は8月5日、地方自治体の遊休地を活用してグランピング経営ができるサービス「GlamPicks(グランピックス)」を開始した。
合わせて、東かがわ市の協力により、指定管理会社・株式会社創裕(香川県高松市、川北哲社長)の管理施設「ベッセルおおち」でグランピックス導入の実証実験を開始した。

従来のホテル経営は、大規模な初期投資をして建物を建設し、通年で客室の余剰在庫を所持する経営スタイルが中心。
これに対し同サービスは、「休日・繁忙期のみ」「地方の自然ある遊休地に」「必要な数のテント型客室をPick」し、有効活用できる新しいホテル経営サービスだという。

同サービスでは、初期投資30万円(1室)の少額からテント型のホテル経営を行うことが可能。
ホテルや旅館などの施設を建てる必要が無いことから、キャッシュが少ないものの土地がある地方自治体や、ベンチャー企業などの参入を見込む。
これにより、行政が持つ遊休地や閑散期のスキー場、公共施設の跡地などにある遊休スペースを有効活用できるとしている。

さらにグランピング機材は、必要が無いときには収納が可能。
これにより、施設維持のための負担を軽減できるほか、季節やイベント時にグランピング施設をオープンすることで、これまで繁忙期に宿泊施設が足りなくなっていた場所や、宿泊施設がない場所でも期間限定で経営を行うことができるとしている。

なお、実証実験を開始した東かがわ市は、伝統産業やマリンスポーツなどが盛んな地域。
宿泊施設数が民宿を含め13施設と多くないことから、今回、実証実験を行うことになったという。