【ニュース】 コナリゾート、古い温泉旅館をフルリノベーション、自転車旅をサポートする宿泊施設「コナステイ伊豆長岡」を3月25日に開業 静岡県伊豆の国市

2019.01.31
株式会社コナリゾート(静岡県沼津市、大嶽龍太郎代表)は、古い温泉旅館をフルリノベーションし、自転車旅のサポートを目的とした宿泊施設「コナステイ伊豆長岡」(静岡県伊豆の国市)を3月25日に開業する。
予約受付は2月12日より。

「コナステイ伊豆長岡」は、自転車を持ち込めるサイクルホテルを中核に、eBikeを使用したサイクルツアーやレンタサイクル、個人の自転車預かりや洗浄等のサービスを提供するサイクルピット、宿泊客と地元客が交流できるパブリックスペースなど、サイクリストフレンドリーなサービスと設備を提供する施設。

客室は畳敷きを活かしながらも、インバウンド客も快適に利用できるよう、ホテルライクなベッドスタイルに変更し、洋食ベースの朝食を提供する。
また、宴会場を改装し2段ベッドを複数設置、個人客がリーズナブルに泊まれるドミトリー(相部屋)形式の宿泊プランも提供するという。

01311200

同施設開発のきっかけは、もともと後継者がいない廃業旅館のオーナーから同社が同館の譲渡を持ち掛けられたことに始まる。

同社では、オリンピックに向けて盛り上がりつつあるサイクリストをターゲットに、eBikeという新しい移動手段を生かした様々なサイクルツーリズムの商品を開発し、宿泊とセットで提供する事を、今までにない旅館の集客コンセプトとして立案した。

同計画に対し、地元金融機関の三島信用金庫(静岡県三島市、平井敏雄理事長)、株式会社地域経済活性化支援機構のファンド運営子会社・REVICキャピタル株式会社と静岡キャピタル株式会社が共同運営する「しずおか観光活性化ファンド」、同ファンドが出資するしずおか観光ソリューションズ(大西徹代表)がその可能性に着目。これら金融機関の支援により新しいコンセプトのホテルとして開業する運びとなった。

なお1月30日、しずおか観光ソリューションズはコナリゾートの一部出資を引き受け、「しずおか観光活性化ファンド」は普通社債を引き受けている。

「コナステイ伊豆長岡」の所在地は静岡県伊豆の国市古奈307。
開業予定日は2019年3月25日。
客室数はツイン(トリプルに変更可)18室・離れ1室・ドミトリー3室(最大12名収容)、総収容人数は95名。
館内設備は温泉掛け流し大浴場(男女別各1)・コモンダイニング(食堂)、サイクルピット、Cafe&Bar、シェアキッチン&シェア冷蔵庫など。