【ニュース】 ファームシップと東海西濃運輸、物流センターを兼ね備えた「複合機能型植物工場」を2019年6月より稼働予定 岐阜県土岐市

2018.11.08
株式会社ファームシップ(東京都中央区、北島正裕代表・安田瑞希代表)は、セイノーホールディングス傘下の東海西濃運輸株式会社(岐阜県土岐市、田口利壽会長)との包括的業務提携に基づき、土岐市での新規植物工場の運営を開始する。

2019年6月に稼働開始予定の同工場は、1階部分を物流センター、2階部分を植物工場として新規に建設するもの。
大規模植物工場としては世界初の複合機能型植物工場で、レタス等1万5,000株に加え、ベビーリーフ等の量産を計画している。
また搬送ライン等を自動化することで、収穫直後に1階部分の物流センターに納品が可能となり、サプライチェーンの合理化を実現できる予定だという。

ファームシップは多様な業種・企業との提携を通じ、2018年10月末時点で国内4拠点、国外1拠点の植物工場生産ネットワークを構築。
今回運営を開始する同工場の稼働と、現在開発中の新規工場の稼働により、ファームシップグループでは中京地域を含む全国の工場で野菜の供給力を拡大する。
グループ全体で日量8トン規模の葉物野菜を供給、関東地方から関西地方での包括的な流通を実現するとしている。

生産された野菜は、スーパーマーケットのほか、現在需要が高まっている惣菜ベンダー・飲食店チェーン・食品加工工場などにも販売する予定で、PBの開発も検討しているという。