【ニュース】 松江市と日本ユニシス、AIで統合された地域データとIoT技術を活用した観光マーケティングの実証実験を開始 島根県松江市

2018.08.27
松江市と日本ユニシス株式会社(東京都江東区、平岡昭良社長)は、同市に関連する地域データをAI技術(機械学習)によって統合、IoT技術を活用した「人流解析サービス JINRYU®」から得られる観光客の行動や属性データと組み合わせて分析することで、観光施策の立案を支援する実証実験を8月29日より開始する。

同実証実験は、国内初となる、AIによるデータ統合の半自動化及び統合されたデータとIoTを組み合わせた分析が、現状把握の精度向上や実施した観光施策の効果測定、観光スポットの来場予測に有効であることを検証するというもの。

同市はこれまで、同市に関係する統計データや統計関連図書の情報のオープンデータ化や、「松江G空間ミュージアム」の開設など、データを活用した地域活性化の先進的な取り組みを推進してきた。

一方、日本ユニシス総合技術研究所では、「幸福度ランキング」や美術館の来館者分析といった、地域の見える化に取り組んできたという。

今回の実証実験では、同市が持つ観光資源や情報発信力と同社の技術力を組み合わせ、データを活用した観光マーケティング方法の確立を目指す。

実証実験の実施場所は松江市内(松江駅や松江城、塩⾒縄手周辺を予定)。
実施期間は8月29日~12月20日(予定)。