【ニュース】 開業20周年を迎えた京都駅ビル、2月より大規模リニューアルに着手、ジェイアール京都伊勢丹は開業以来最大規模のリニューアル 京都府京都市

2018.02.15
西日本旅客鉄道株式会社・京都駅ビル開発株式会社・株式会社ジェイアール西日本伊勢丹・株式会社京都駅観光デパート・株式会社ジェイアール西日本デイリーサービスネットは、1997年9月のグランドオープンから20周年を迎えた京都駅ビルで大規模リニューアルを実施する。

工事は2月より順次着工し、駅ナカ商業施設については2019年春に全面開業、ジェイアール京都伊勢丹については地下1階を2018年末~2019年初頭に全面開業・2~5階を2020年春に全面開業する予定。

世界有数の観光都市「京都」の玄関口となっている京都駅は、1日約20万人超の利用客があり、年々増加傾向。
今回のリニューアルでは、売場の再配置・品揃えの拡大などにより、増加する駅利用者のニーズに応えるとともに、京都ならではの価値、新しいモノ・コトの提案により、新たな顧客層の獲得を図る。
中でもジェイアール京都伊勢丹については、開業以来最大規模となるリニューアルになるという。

駅ナカ商業施設では、利用客の流動に合わせ、配置の抜本的な見直しを行う。
土産物の売場を改札周辺に大規模集積して品揃えを充実・拡大するほか、コンビニエンスストア・食品・ドラッグストアの充実などデイリーニーズに対応、合わせてコインロッカー増設・外貨両替機設置などで観光・旅行ニーズにも対応する。

ジェイアール京都伊勢丹(地下1階、2~5階)では、「京都と世界」「伝統と革新」をキーワードに、「最高のグローカル(グローバル&ローカル)ストア」を目指す。
地下1階を増床して和洋菓子・和洋酒・パン売場を拡大し「格」と「新しさ」を創造、化粧品・婦人靴・バッグなどではブランドのラインナップ充実により京都最大級の雑貨ワールドを実現するほか、トレンドのファッションや旬なデザイナーズブランドが揃う高感度な婦人服フロアに刷新する。

なお、ジェイアール京都伊勢丹を運営する株式会社ジェイアール西日本伊勢丹では、財務体質の健全化と今後の更なる事業の成長を図ることを目的として、3月13日付で西日本旅客鉄道株式会社と株式会社三越伊勢丹ホールディングスを引受先とする増資を実施、合わせて減資を実施する予定。
増減資後の資本金は1億円。

京都駅ビルの所在地は京都市下京区烏丸通塩小路下ル東塩小路町。
開業日は1997年9月11日。
延床面積は約23万8,000㎡。