【ニュース】 旭化成不動産レジデンス、町田駅前で商業ビルを等価交換方式で建替え、再生後の区分所有建物の床の一部を自社で保有し賃貸運用 東京都町田市

2017.12.12
旭化成不動産レジデンス株式会社(東京都新宿区、池谷義明社長)はこのほど、町田駅前で商業ビルとして運営されていた区分所有建物(東京都町田市)を等価交換方式で建替え、再生後の区分所有建物の床の一部を自社で保有、賃貸運用する事業を開始した。

同事業は、ターミナル駅「町田駅」徒歩2分の至便な立地に建つ築36年の4階建ての商業ビルを8階建ての商業ビルへと建て替えるもの。
10月27日に本体工事に着手しており、2019年7月のテナントオープンを予定している。

同社は、これまでに培った地権者の意見をまとめる合意形成力により、マンション建て替え事業で積極的に取り組み、保留床を主に分譲マンションとして再生・販売してきた。
近年は、集合住宅の建替え相談に限らず、テナントの空きが目立つビルの1棟所有オーナーからの相談や、区分所有により、権利関係が複雑で再生が進まないビルの相談も増えているという。
20171212旭化成不動産レジデンス

今回の同物件は、商業ビルを商業ビルへ再生し、非住宅床を自社で保有・運用する例としては、同社では初となる。
建替え事業手法は等価交換方式。

築36年、大規模修繕か建替えかの検討が行われていた同物件では当初、住宅との複合用途建物への建替えも検討。
しかし、商業施設と住宅の導線分離などプラン上の課題や、駐車場の附置義務などのため、権利者の要望を満たせる計画が難しい状況だったという。

そこで同社では、1棟商業ビルとしての計画も検討することとなり、テナントニーズなども調査。
商業ビルから商業ビルへの等価交換事業が成立すると判断、全員合意で同計画が決定したという。

同事業の所在地は東京都町田市原町6丁目9番7号、交通は小田急線「町田」駅・JR横浜線「町田」駅より徒歩2分。
本体工事着手は2017年10月27日、竣工は2019年3月予定、商業施設は2019年7月にオープン予定。