【ニュース】 商船三井フェリー、新造フェリー「さんふらわあ さっぽろ」を就航、個室率をアップし、環境性能も向上 北海道苫小牧市

2017.10.27
商船三井傘下の商船三井フェリー株式会社(東京都港区、大江明生社長)は、新造フェリー「さんふらわあ さっぽろ」の運航を10月25日より開始した。
第一便は、25日に苫小牧港(北海道苫小牧市)を出港、26日には大洗港(茨城県大洗町)に到着している。

同船は、今年5月に就航した「さんふらわあ ふらの」と同型。
個室率を増やし、ハイブリッド推進システムを採用するなど、快適性と環境性能を向上させた「人にも環境にもやさしいフェリー」だという。
20171027さんふらわあ

同船の客室は、個室率を現行船比20%増とし、約50%の91室へ引き上げた(ドライバーズルーム個室を除く)。
最上階の「スイート」と「プレミアム」にはバルコニーを配置したほか、「スーペリア」にはシャワーとトイレを完備。
「コンフォート」は、プライバシーを確保したテレビ付きカプセル寝台としている。
ペット同伴対応の個室部屋も新設した。

また、二層吹き抜け構造により、開放的なプロムナード空間を提供。
プロムナードやレストランにラウンジスペースを配置し、パブリックスペースを大幅に拡張した。

その他、バリアフリー対応やエレベーター設備を拡充したほか、節水型機器なども採用。
推進システムには二重反転プロペラを採用する事で、高速化と優れた環境性能を両立させたという。