【ニュース】 道頓堀商店会とJTB西日本、「エリアマネジメント分野の連携に関する協定」を締結、なにわの食とエンタメ観光を推進 大阪府大阪市
2017.10.27
道頓堀商店会(大阪市中央区、上山勝也会長)と株式会社JTB西日本(大阪市中央区、光山清秀社長)は10月26日、観光の視点から街全体の価値を高める取り組みを行う「エリアマネジメント分野の連携に関する協定」を締結した。
大阪最大級の観光集客拠点となっている道頓堀を、世界に誇る観光地へと発展させるのが目的。
同商店会は、2015年に道頓堀川開削から400年を迎えたことをきっかけに、100年後も「なにわの文化発信基地」として賑わい続けるためのまちづくりプラン「道頓堀500(ごーまるまる)」を制定。
その中で、「品格のあるまちの維持」や「『エンターテインメントのまち大阪』の象徴であり続けること」などをまちづくり方針として掲げ、様々な取り組みを開始している。
一方JTB西日本は、地域ならではの魅力を掘り起こし、国内外に「本物の日本の魅力」を伝えることで、交流人口の拡大と豊かな地域づくりへの貢献に取り組んでいるという。
両者は今後、同連携協定により、歴史ある道頓堀の「食とエンターテイメント」を現代の観光視点から磨き上げ、道頓堀全体を「テーマパーク」と捉え、その魅力開発し、利便性の向上やブランド価値向上のための連携事業を行う。
また来春には、ノンバーバル(非言語)・ライブエンターテイメント「道頓堀presents フードミュージカル Gotta」(主催:道頓堀ZAZA)が、道頓堀ZAZA(大阪市中央区、中座くいだおれビル内)で公演される予定。
2018年度より実施予定の取組み事項では、国内の旅行客を対象に「食とエンターテイメントのまち道頓堀」の文化的価値を体験できる旅行商品を販売。
観劇体験のきっかけ作りや理解促進をはかり、道頓堀ファンの拡大を目指す。
旅行商品では、若手芸人によるお笑いライブを「エースJTB」対象商品利用客が観覧できるようにするほか、JTB地域交流商品「地恵のたび道頓堀」(新設、団体旅行向け)では、修学旅行などを対象に、道頓堀のエンタメ体験に加え、観劇文化の再興に取り組む商店会の人々との交流を通じ、道頓堀への理解を深め、未来のリピーターづくりに繋げるという。
その他、日本人・外国人旅行客が安心してナイトライフを楽しめる体験プログラムの開発や情報発信を行うほか、道頓堀のブランド向上や発信力強化、持続的活動に向けた取組み、道頓堀商店会主催・共催イベントの活性化なども展開するとしている。