【ニュース】 せとうちクルーズ、「せとうちの海に浮かぶ、ちいさな宿」をコンセプトにした宿泊型の客船「guntû(ガンツウ)」を10月17日に就航 広島県尾道市

2017.10.18
株式会社せとうちホールディングス(広島県尾道市、神原勝成会長)傘下の株式会社せとうちクルーズ(広島県尾道市、城暁男社長)は、新造船「guntû(ガンツウ)」を10月17日に就航、母港のベラビスタマリーナ(広島県尾道市)から、宮島沖(広島県廿日市市)に向けて出港した。

「guntû(ガンツウ)」は、「せとうちの海に浮かぶ、ちいさな宿」をコンセプトにした宿泊型の客船。
ベラビスタマリーナを拠点に、最東部は岡山県日生(ひなせ)沖まで向かう「東回り」、最西部は山口県上関の沖合いまで周遊する「西回り」の全6航路を設定している。
「せとうち漂泊」というコンセプトのもと、夜は沖合で錨泊(びょうはく)し、1泊から最大3泊4日かけて瀬戸内海沿岸の景勝地を周遊するという。
引き続き新たな航路も開拓し、11月下旬には4月以降のツアーを販売する予定。
20171018せとうちクルーズ

就航日のツアーは、2泊3日の西回り航路で運航。
宮島の沖合いで錨泊し、広島県呉市に位置する「音戸(おんど)の瀬戸」や愛媛県松山沖を周り、大三島の宗方港沖で錨泊する。
翌朝10月19日に「尾道水道」を通り、ベラビスタマリーナに帰港する予定。
町並みが間近に迫る狭い海峡や、山の稜線が重なった美しい多島美など、瀬戸内ならではの風景を観覧出来るという。

船のデザインは、建築家の堀部安嗣(ほりべやすし)氏が手掛けた。
客室は全19室(4タイプ)、室料は1室2名利用で1人あたり1泊40万円~100万円。
施設は、展望デッキ・ダイニング・縁側・カフェ/バー・鮨カウンター・炭焼き台・ショップ・ラウンジ・ジム・トリートメントルーム(エステ)・サウナ付き大浴場・テンダーボート(2艇)。

予約・販売は東京・日比谷の帝国ホテル本館内の「ガンツウ ギャラリー」で行う。
オプションでは、水陸両用機の遊覧・チャーター事業を行う株式会社せとうちSEAPLANES(広島県尾道市、松本武徳社長)とも連携し、海と空からの新しい瀬戸内の魅力を発信する。
船舶保有と船舶運航会社は株式会社せとうちクルーズ、予約販売は株式会社せとうちクリエイティブ&トラベル(東京都千代田区、白井良邦社長)。