【ニュース】 鳥取県など、鳥取県中部地震の発生から1年となる10月21日に「鳥取中部福興祭」を開催、平井知事が「福興」メッセージを発信 鳥取県倉吉市
2017.10.17
最大震度6弱を観測した鳥取県中部地震の発生から1年となる10月21日、中部地区の住民や関係者団体・行政による鳥取中部福興祭実行委員会は、打吹公園通り・倉吉鉄道記念館(鳥取県倉吉市)周辺で「鳥取中部福興祭」を開催する。
地震によって大きな被害を受けた鳥取県中部地区では、公共施設はほぼ復旧が完了。
多数の家屋で屋根や壁が崩れたなどの住宅被害も修繕が進み、一部ブルーシートがかかった家屋等が残るものの、ほぼ平常を取り戻しているという。
参道に大きな亀裂の入った三朝町の国宝「三徳山三佛寺投入堂(みとくさんさんぶつじなげいれどう)」への参拝路は、クラウドファンディングによる多くの支援によって迂回路が完成した。
当日は、中部地震からの「福興」を祈念し、多彩なイベントを実施。
福興セレモニーでは、中学生による中部地震の体験発表や支援者への感謝状贈呈、園児による合唱や集団演技などが行われる。
また、地震発生時刻の「午後2時7分」には、参加者全員で福興の願いを込めて風船を空に飛ばし、平井伸治県知事が全国へ向け、「福興」のメッセージを発信。
さらに、同じく昨年震災を経験した熊本県からは「くまモン」が応援に駆けつけ、鳥取県のマスコットキャラクター「トリピー」と共にイベントを盛り上げるという。
また、同日、倉吉市内各所では「地域防災力向上シンポジウムin鳥取2017」も開催。
分科会や講演会・パネルディスカッションを行う。
「鳥取中部福興祭」の開催日は10月21日。
会場は打吹公園通り・倉吉鉄道記念館周辺。