【ニュース】 高崎卸商社街協同組合とNPO法人インビジブル、「高崎問屋街」50周年記念事業で4つの参加型アートプロジェクトを開始 群馬県高崎市

2017.10.12
高崎卸商社街協同組合(群馬県高崎市、吉濱達三理事長)と、アートを触媒にした地域開発や教育事業を展開するNPO法人インビジブル(東京都中央区、林曉甫理事長)は、卸商業団地「高崎問屋街」の50周年記念事業の一環として、参加型アートプロジェクト「問ひ屋プロジェクト」を開始した。

高崎問屋街は、高崎市内の卸商社が郊外に団地を造成して問屋の集団化を図り、その機能を強化する目的で結束、昭和38年4月に母体となる「高崎卸商社街協同組合」を設立。
通産省の流通機構構造改革の一環として、昭和42年に11万坪という広大な土地に、市内卸商社約170社が集まり、日本で第1号の卸商業団地が誕生した。
以来、北関東の流通の中核拠点としての地位を築いているという。
20171012高崎卸商社街協同組合

今年7月に公開制作をスタートした同プロジェクトでは、コミュニティ・エンゲージメントの手法を取り入れ、実現に至るプロセスを重視しながら展開。
今回は、高崎問屋街のシンボルとなっている「viento(風)」をテーマに、「パブリックアート」「ウォール」という2つのプロジェクトと、街の新たな可能性を可視化させるための「ラボ」「レジデンス」という2つのプロジェクトを実施した。

「パブリックアート」は、ビックキューブの大屋根を支える支柱に、この街で集めた資材を使いながら、この街で働く人々と共に数ヶ月かけて作り上げたアート作品。
「ウォール」では、ビエント高崎のガラス面をキャンバスに見立て、「街の風」の視覚化を試みた。
「ラボ」は、ビエント高崎の飲食街にある空き店舗を活用し、高崎問屋街で働き、暮らす人々の交流や展示、イベントスペースとして活用できる空間。
「レジデンス」では、アーティストが高崎問屋街に滞在し、街に潜む特性を活かしながら作品制作を行う。

会期は10月19日~11月5日(毎週月曜日~水曜日は休業)。
会場はビエント高崎内各所(群馬県高崎市問屋町二丁目7番地)と周辺エリア。