【ニュース】 住友林業、千里リハビリテーション病院のアネックス棟を竣工、「木の持つ治癒力」を最大限に生かしたリハビリテーション施設 大阪府箕面市

2017.10.11
住友林業株式会社(東京都千代田区、市川晃社長)は、千里リハビリテーション病院(事業主:社会福祉法人福寿会、運営:医療法人社団和風会、大阪府箕面市)の新棟(アネックス棟)を9月26日に竣工した。

同病院は、国内初の「リハビリテーション・リゾート」をコンセプトとし、2007年10月に誕生した病院。
今回竣工したアネックス棟は、今年1月に受注した脳卒中専門病棟で、木造2階建ての「木の持つ治癒力」を最大限に生かしたリハビリテーション施設となっている。
絵画・音楽棟、園芸棟ともに、外装・内装含め全面的に「木のあらわし」とした。

内装はフロア・壁・建具をオークやラバーウッドなどの木材で仕上げ、外壁は絵画・音楽棟の屋根にも木材をふんだんに使用。
「実生活に近い環境でのリハビリテーション」を目指し、「住宅仕様」に近い設計を採用した。
敢えて段差や階段を設置することで、リハビリテーションの最終目的である「自宅に帰って暮らす」を実現するとしている。

なお同社は、中大規模建築物の木造化・木質化を推進しており、受注高は現況で年間40億円。
2019年3月期には100億円の受注を目指すという。

千里リハビリテーション病院アネックス棟の所在地は大阪府箕面市小野原西4-11-3、交通は阪急バス「関西学院千里国際キャンパス」バス停より徒歩2分。
敷地面積は4,350.79㎡、延床面積は1,421.98㎡。
構造は木造軸組工法・2階建。