【ニュース】 近鉄不動産と近鉄・都ホテルズ、建て替え中の博多都ホテルで「(仮称)近鉄博多ビル」の新築工事に着手、ホテルを中心とする「緑と水と光のビル」を2019年秋に開業予定 福岡県福岡市

2017.10.06
近鉄不動産株式会社(大阪市天王寺区、善本烈社長)と株式会社近鉄・都ホテルズ(大阪市天王寺区、二村隆社長)は10月5日、建て替えを進めている博多都ホテル(福岡市博多区)で、「(仮称)近鉄博多ビル」の新築工事に着手した。
竣工は2019年6月、開業は2019年の秋の予定、投資額は約130億円。

同事業では、博多駅筑紫口駅前の新たなランドマークとなるビルを建設。
ビルの外観コンセプトは「緑と水と光のビル」とし、壁面や最上階に水が流れ落ちる滝や緑を設置、「見える滝」「見える緑」を演出する。
夜間も建物全体のライトアップを行い、賑わいを演出するなど、海外からも注目されるビルを目指すという。
20171006近鉄博多ビル

同ビルのうち、ホテル部分「(仮称)博多都ホテル」の客室数は約200室。
内装の意匠には地域の伝統的な文化を取り入れ、3階ロビーラウンジは緑を身近に感じられる設えとする。
国内外から観光目的で博多に訪れる宿泊客をメインターゲットとし、全室30㎡超のゆとりある客室面積を確保、全室に洗い場付の浴室を設置するという。
付帯施設には、最上階レストラン、屋外温泉スパ・屋内温泉浴場、ロビーラウンジを設置する。

商業施設の区画数は5区画(全区画ガラスファサード)。
1階部分には賑わいを創出するような店舗を、2階部分には主に九州の食材を使用した高級飲食店を、地下1階にはデイリーサービスを中心とした店舗を誘致する予定だという。

「(仮称)近鉄博多ビル」の所在地は福岡市博多区博多駅東2-1-1、交通はJR「博多」駅筑紫口より徒歩1分、地下鉄空港線「博多」駅より徒歩1分。
敷地面積は約2,260㎡、延床面積は約2万3,070㎡。
構造は、地下が鉄骨鉄筋コンクリート造(一部鉄筋コンクリート造)、地上が鉄骨造。
規模は地下2階・地上13階建て、用途は商業施設(地下1階~地上2階)、ホテル(地上・3階~13階)。