【ニュース】 空き家等を活用したインバウンド向け宿泊施設を手掛けるレアル、「観光活性化マザーファンド」を引受先に社債発行、総額6,500万円を資金調達 京都府京都市

2017.09.25
京都を拠点に空き家等の遊休地を活用したインバウンド向け宿泊施設の企画・運営を手掛ける株式会社レアル(京都市下京区、児玉舟社長)はこのほど、「観光活性化マザーファンド」を引受先とした社債発行により、総額6,500万円の資金調達を実施した。

同社が運営する宿泊施設「Rinn」は、「等身大の京くらし」をコンセプトに、京都文化の象徴である京町家の風情を体感できる旅館・ホテルとして2015年に誕生。
現在京都府内で30施設が稼働している。
今後は2020年に開催される東京オリンピックに向け、160施設(客室数823)のプロデュースを計画しており、今回の資金調達により、運営施設の増加に伴う人材採用、運営体制・サービスの強化を図るという。

「観光活性化マザーファンド」は、株式会社地域経済活性化支援機構(東京都千代田区、今井信義社長)、株式会社日本政策投資銀行(東京都千代田区、柳正憲社長)、株式会社リサパートナーズ(東京都港区、成影善生社長)による観光特化型の地域活性化ファンド。
観光産業への投融資を通じ、地域活性化の新たなモデルを創出することを目的に設立した。

レアルは、不動産と建築を主な事業として2013年2月、京都市で設立。
空き家の活用に軸足を置いた事業を展開しており、空き家物件の取得、オーナー募集、建築・企画、オープン準備、レセプション、客室管理までを自社で一貫して請け負う。
現在、「Rinn」のブランドで市内30施設の運営に加え、40施設(計426件)の建設プロジェクトを進行中だという。