【ニュース】 住友商事など、松戸北部市場開発プロジェクトを開始、商業施設開発を前提とした定期借地予約契約を締結 千葉県松戸市

2017.05.17
住友商事株式会社(東京都中央区、中村邦晴社長)は5月16日、松戸市公設地方卸売市場北部市場(千葉県松戸市)の跡地利用活用で、土地所有者である千葉県食品流通センター株式会社(千葉県松戸市、鈴木敏行社長)と事業用定期借地契約の予約契約を締結したと発表した。

北部市場は、1969年の開設以来、卸売市場として長く市民の食生活を支える重要な役割を担ってきたが、施設の老朽化と耐震性の問題、市場を取り巻く環境の変化などにより、2017年3月末に閉鎖。
住友商事は約5haの広大な北部市場跡地に、複数の大型店と専門店を集積した一体型多核モールの形態による、街並みとの調和と地域の多世代交流の空間を実現する商業施設の開発を行い、新たな交流の拠点・憩いの場を提供する。
2018年度内の着工、2019年度内の竣工・開業を目指す。

同商業施設には、物販・飲食・サービス業種の他に、シネマコンプレックスを核としたアミューズメント機能、地域住民の健康維持促進のためのフィットネスやクリニックなどの導入を検討。
また、住友商事と運営管理会社となる住商アーバン開発株式会社(東京都中央区、高野稔彦社長)が計画段階から一体となり、継続的に住友商事グループが事業運営する体制を構築する。

住友商事グループは、1976年より商業施設事業に参画して以来、地域の特徴を活かしたオーダーメイド=「地域メイド」のスタンスで取り組んでおり、現在全国で33施設を所有・運営してきた。
代表案件のテラスモール湘南は、2015年4月に、一般社団法人日本ショッピングセンター協会が選出する「第6回日本ショッピングセンター大賞」の最高位である金賞を受賞するなど、その開発・運営実績は高く評価されているという。

松戸北部市場開発プロジェクトの所在地は千葉県松戸市八ヶ崎二丁目8番地1他。
面積は4万9,179.60㎡。
所有者は千葉県食品流通センター株式会社、賃借人は住友商事株式会社。