【ニュース】 小湊鐡道とタイム24、市原市で「高速バス&カーシェアリング社会実験」を開始、高速バス降車後の二次交通手段を提供 千葉県市原市

2016.12.16
小湊鐵道株式会社(千葉県市原市、石川晋平社長)とタイムズ24株式会社(東京都千代田区、西川光一社長)は12月15日、国土交通省関東地方整備局が実施する「高速バス&カーシェアリング社会実験」を市原市で開始した。

同社会実験は、近年普及が進んでいる高速バスの停留所周辺にカーシェアリング車両を配備し、高速バス降車後の二次交通となる移動手段を提供するもの。
高速バス利用者の行動圏の拡大による観光振興や地域活性化の可能性を検証する。

配備する車両はカーシェアリングサービス「タイムズカープラス」のコンパクトカー2台で、高速バス停留所に隣接する「タイムズ市原バスターミナル駐車場」に導入。
高速バス停留所周辺への車両配備は、11月より静岡県の浜松インター付近で開始した社会実験に続き2例目となる。

タイムズ24はこれまで、新幹線停車駅など鉄道の主要駅や空港・港などへの車両配備を積極的に行い、基幹交通からの二次交通利用で連携を進めてきた。
一方小湊鐵道は、高速バス利用者の利便性向上を図るため、鉄道や一般路線バス・タクシーとの連絡が難しいバスターミナル等での二次交通確保に新しい交通モードとして期待できると考え、同社会実験に参画したという。

社会実験の実施期間は2016年12月15日~2017年10月31日。
車両配備場所はタイムズ市原バスターミナル駐車場(千葉県市原市村上884)。