【ニュース】 西武鉄道、隣接の複合型温泉施設「西武秩父駅前温泉 祭の湯」のオープンに合わせ、西武秩父線「西武秩父」駅を2017年3月にリニューアル 埼玉県秩父市

2016.11.25
西武鉄道株式会社(埼玉県所沢市、若林久社長)は、西武秩父駅隣接の複合型温泉施設「西武秩父駅前温泉 祭の湯」の2017年春オープンに合わせ、秩父エリアの玄関口となる西武秩父線「西武秩父」駅(埼玉県秩父市)のリニューアルを、2017年3月の完成を目指してすすめていく。

今回のリニューアルは、年間300以上の祭りや四季折々の観光スポットが存在している秩父エリアの多様な魅力を発信することで、秩父エリアのブランド力向上をはかり、観光客をはじめ、地元の人々にも愛される駅にしたいという思いをこめて行うもの。

駅舎外装デザインは、「西武秩父駅前温泉祭の湯」のデザインと一体感を持たせるものとした。
駅舎外装・改札内外コンコース・特急改札口および特急ホーム・跨線橋の美装化を実施し、待合室は、改札内の待合室を拡大すると共に、改札外にも新たに設置し、利用客の利便性・快適性の向上を図る。
20161125西武鉄道

これまで同社では、テレビCMの放映や観光電車「西武 旅するレストラン52席の至福」の運行などを通じ、同社有数の観光地である秩父エリアの魅力を発信してきた。

今回のリニューアル計画では、駅舎外装は、「西武秩父駅前温泉 祭の湯」と共通の墨色を基調とし、品のある和の落ち着きを表現するとともに、ポイント色を際立たせるほか、ガラス面の格子は、秩父の風景・文化が織り成すイメージを表現する。

改札外コンコースは、柱、梁の色を落ち着いた茶系とするとともに、季節によって絵柄を交換可能な行燈型照明の設置、「ご案内カウンター」のガラス面の格子デザインなどにより、繊細で温かみのある空間を演出。
また、改札内コンコースは、格子天井と行燈型照明により、風格のある空間を演出する。

特急改札口は、存在感のある形状・色彩の門型ゲートにより、高級感・特別感を演出。
特急ホームでは、駅舎外部と共通デザインの欄間により、統一感・特別感を演出する。

跨線橋の外壁は駅舎と同様の墨色とし、内壁は白木風の塗装を基調に、窓周りに墨色を配した引き締めたデザインとする。
また、武甲山への眺望に配慮し、一部の窓サッシを拡大するという。

西武秩父線「西武秩父」駅の乗降人員は7,043人(2015年度の1日平均)。