【ニュース】 JR西日本、2017年の「TWILIGHT EXPRESS 瑞風」運行開始に合わせ、山陰本線「東浜」駅を改築、レストランなどを新設 鳥取県岩美町
2016.11.14
西日本旅客鉄道株式会社(大阪市北区、来島達夫社長)は、2017年より運行開始予定の「TWILIGHT EXPRESS 瑞風(みずかぜ)」で、立ち寄り観光地となる山陰本線「東浜」駅(鳥取県岩美町)の駅舎を改築、レストランなどを開設する。
同列車では1日1回、立ち寄り観光を用意しており、「山陽・山陰コース
(2泊3日・周遊)」の3日目の立ち寄り地「東浜駅周辺エリア」では、駅前に広がる、日本の原風景とも言うべき美しい浦富海岸(世界ジオパーク認定)の眺望と、地引網の実演などが楽しめる予定。
特別な旅に相応しいおもてなしを、国・鳥取県・岩美町とJR西日本が一体となって用意するという。
駅舎の改築では、「TWILIGHT EXPRESS 瑞風」を監修した浦一也氏のデザインにより、新たな駅舎が誕生する。
同駅は海辺を前にした風光明媚な駅であるため、ゲートのステンレス鏡面天井、待合室の全面透明ガラス窓などの素材を選定することで、周りの風景に溶け込むことを心がけ、場所の魅力を活かす方向とした。
あわせて、駅前広場の整備、トイレの新設を実施する。
新たに開設するレストラン「AL MARE(アルマーレ)」は、同じく浦一也氏のデザイン監修により、旧保育所施設を改修するもの。
イタリア語で海辺を意味する同レストランでは、雄大で美しい海を望むテラス、高い天井の広々としたダイニングスペース、アプローチに沿って整備された庭園を設定、厨房の一部には石窯を設置し、地元の新鮮な素材を生かした料理を提供する。
また、浦富海岸の素晴らしい景色を楽しんでもらうため、遊歩道や東屋も新設するという。