【ニュース】 小岩井農牧と三菱地所ホーム、小岩井農場で生産される樹齢100年のヒノキ材を注文住宅の構造部材に使用 岩手県雫石町

2016.10.05
小岩井農牧株式会社(東京都千代田区、児玉喜一社長)と三菱地所ホーム株式会社(東京都港区、加藤博文社長)は、小岩井農場(岩手県雫石町)で生産される樹齢100年のヒノキ材を、注文住宅の構造部材に使用し、販売する。

対象は、三菱地所ホームで2016年末までに契約予定の限定20棟。
同農場の樹齢100年のヒノキ材は、本州のほぼ北限のヒノキとして大正年間に植林され、植林面積が小さいこともあり、希少な木材だという。

同農場は、1891年に当時の鉄道庁長官の井上勝や日本鉄道会社副社長の小野義眞と共に、三菱社第二代目社長の岩崎彌之助の出資により開設された農場。
総面積3,000haの3分の2に当たる2,000haは山林となっている。

山林の部分では不毛の原野を開墾、1899年から植林を本格的に開始したスギ・カラマツ・アカマツ・ヒノキ等の針葉樹をおよそ60万㎥材積。
明治期より山林の生育状況や全ての管理作業が台帳に記録され、生産履歴が明確な木材であることが同農場産木材の特徴となっている。

現在、木を植えてから伐採するまでの期間を100年とし、建築を主体とした様々な木材需要に応えるため、この森から優良材の供給を続けているという。