【ニュース】 岩村町秋まつり行事保存会、385年前より続く伝統祭事「恵那市いわむら秋まつり神輿渡御行列」を10月1日・2日に開催 岐阜県恵那市

2016.09.14
岩村町秋まつり行事保存会は、岐阜県恵那市の岩村町で、385年前から受け継がれる伝統祭事「恵那市いわむら秋まつり 神輿渡御行列(みこしとぎょぎょうれつ)」を、10月1日・2日に開催する(岐阜県重要無形民俗文化財に指定)。

「神輿渡御行列」は、岩村城を築いた加藤景廉(かげかど)とその子・景朝(かげとも)が年に一度の親子対面をする祭事。
祭りの目玉「神輿渡御行列」では、時代衣裳を身にまとった76役・総勢約300人が300mにも及ぶ行列を仕立てて岩村の城下町をゆっくりと練り歩く。
その華やかで圧巻ともいえる行列の様は、岩村の歴史の重壮さを示す秋の風物詩として、毎年多くの見物客で賑わうという。
また、地元の子供たちも行列に参加、伝統を伝えつなぐとしている。
20160914恵那市

当日は、景朝を配神として祀る武並神社から景朝のご神体を神輿に乗せ、時代衣装を身にまとった総勢約300人が長さ300mに及ぶ行列をなして出発。
町の中心である岩村本町通り(重要伝統的建造物群保存地区)約1.7
kmを練り歩き、景廉が祀られている八幡神社まで運ぶ。
到着した景朝のご神体は景廉と親子対面を果たして一夜を過ごし、翌日、再び神輿は行列によって武並神社に帰還する。

祭事の次第、衣装や道具は、寛永五年(1852年)の「武並宮御祭礼規定」に則った形で執り行ない、御神馬の飾馬具等の諸道具も天保の頃から伝わるものを用いるなど、いにしえの時代をさながらに再現した様も見どころだという。

また、安政元年(1854年)頃から演奏され始めた雅楽は、笙(しょう)・篳篥(ひちりき)・横笛・太鼓・楽奉行で構成され、風情ある平安時代の衣装・直衣・烏帽子を身にまとった奏者が奏でる音色は行列に華やかさを添え、見物人をいにしえの時代へ誘う。

なお祭事には、花車・花馬・御神馬は岩邑小学校の男女児童が引き、御宝剣(ごほうけん)、五行幣(ごぎょうへい)は同校の男子児童が持ち、また打囃子雅楽(うちばやししががく)は、岩村城下町の農村部の若い衆
(入若)と共に岩邑中学校生徒が受け持つなど、子供たちも役割を担って参加。
地域での継承も積極的に行っている。