【ニュース】 会津中央病院の救命救急センター、戦場カメラマンの渡部陽一氏などを招き、30周年記念講演会を9月16日に開催 福島県会津若松市

2016.08.10
一般財団法人温知会会津中央病院(福島県会津若松市、南嘉輝理事長)は、1986年10月に開設した救命救急センターが今年10月に30周年を迎える。

同病院ではこれを記念し、「会津中央病院救命救急センター30周年記念講演会」を9月16日に会津風雅堂(福島県会津若松市)で開催。
講演会には、日本医科大学大学院教授・高度救命救急センター部長の横田裕行教授、戦場カメラマンの渡部陽一氏を招き、トークショーを行
う。
命や生命などについて救命救急センター記念講演会を開催することで、救急医療についてひろく周知していくとしている。

「会津中央病院 救命救急センター 30周年記念講演会」の開催日は9月16日、開場12時45分、開演13時30分。
開催場所は會津風雅堂(会津若松市)。
参加費は無料、要事前申し込み。
参加申し込み方法は、会津中央病院のホームページ・官製はがき・FAXで受付。
20160810会津中央病院

一般財団法人温知会会津中央病院(福島県会津若松市鶴賀町1番1号)は、診療科29科、病床数887床の総合病院。
第3次救命救急センターやがん診療連携拠点病院の指定を受け、高度医療を提供し医療技術の向上と療養環境の整備を積極的に進めてきたという。

会津中央病院救命救急センターは、人口約27万人が暮らす会津エリア(面積:5,420㎡、千葉県と同面積)をカバーする第3次救急医療施設として、全国的にも先駆けて1986年10月に開設。
開設より、ドッキング方式のドクターカー運用を全国初のモデルケースとしてスタートし、地域医療のニーズに貢献してきた。
2015年には新棟が竣工し新施設「イーストセンター棟」に救命救急センターが移され、初療室・集中治療室・検査室・観察室・集中治療室をさらに充実させ各種情報システムを導入するとともに、救急ワースステーションを病院内に開設し、消防機関との新たな取り組みも開始している。

会津地区は、山間部や豪雪地帯を有す特殊な地域で、病院を受診するには車で2~3時間を要する地域も多数存在。
現在のドクターカーの出動件数は年間360件(1日1件)ほどだが、要請件数が年々右肩上がりとなり、10年前に比べて倍増しているという。