2016.07.28
山梨日日新聞社（山梨県甲府市）は、山梨県側の富士山5合目で「富士山新聞」を8月1日より発行する。
富士山5合目は標高2,305mで、同新聞は「日本一高い場所」での新聞発行になるという。

同新聞は、利用者が拡大しているSNSを使用して製作するプライベート新聞。
利用者が富士山5合目や山頂でFacebookまたはInstagramに投稿した写真やコメントと、専用サイトに用意した新聞テンプレート（ひな形）を自動的に組み合わせて作成する。
友人からのコメントもレイアウトされるほか、同社が撮影・厳選した富士山の空撮写真をはじめ、世界文化遺産として登録された理由、富士山に関するトリビアを紹介する記事も掲載。
SNSで作成する富士山新聞ポストカードも併せて販売するという。


作成した新聞は、5合目の観光施設「富士急雲上閣」で富士ゼロックス株式会社のプリンターで高画質印刷し、限定販売する。
大きさはA3判で、オリジナル包装箱が付き、価格は1枚1,000円（税
別）。
新聞はイメージそのままSNSでシェアすることも可能。
日本語版のほか英語版も発行する（今後は中国語版も発行予定）。

SNSで作成するポストカードは、新聞同様、Facebookまたは
Instagram上に投稿した写真やコメントを専用サイトに用意したテンプレートで作成。
山梨日日新聞社が撮影した美しい富士山の写真が入り、4枚組で600円（税別）で販売する。

なお、富士山新聞・ポストカードとも、そのシステムはハピログ株式会社
（富山県高岡市）と共同開発したもの。
雲上閣を運営する富士急行株式会社（山梨県富士吉田市）、富士ゼロックス株式会社（東京都港区）・富士ゼロックス多摩株式会社（東京都立川市）、株式会社アピックス（大阪市中央区）と企画から運用までを連携し、発行・販売する。