【ニュース】 オリックス不動産など、「ホテルJALシティ羽田東京ウエストウイング」を今秋開業、羽田空港周辺エリアで2棟目のホテル運営 東京都大田区

2016.07.14
オリックス不動産株式会社(東京都港区、松本哲男社長)と株式会社オークラニッコーホテルマネジメント(東京都品川区、マルセル・ファン・アルスト社長)は、技術援助契約を締結、2016年9月に「ホテルJALシティ羽田東京ウエストウイング」(東京都大田区)を開業すると発表した。

同ホテルは、京浜急行電鉄空港線「穴守稲荷」駅より徒歩4分に位置。
空港施設株式会社(東京都大田区、丸山博社長)が建設中のホテルを、竣工と同時にオリックス不動産が借り受け、「ホテルJALシティ」ブランドでホテル運営を行う。

2005年4月よりオリックス不動産が運営している「ホテルJALシティ羽田東京」に次いで、羽田空港周辺エリアで2棟目のホテルとなる。
また同ホテルは、「ホテルJALシティ羽田東京」の西約70mと至近に位置していることから、開業にあわせ、現在羽田空港と「ホテルJALシティ羽田東京」とを結ぶ無料送迎バスを同ホテルにも停車させる予定。
20160713オリックス不動産

同ホテルの建物は地上8階建てで、ダブルとツインからなる全103室の客室で構成。
朝食や飲料を提供するラウンジを用意した。

インテリアデザインには、ザ・ビバリーヒルトン(米国カリフォルニア州)、ル・メリディアンシカゴ(米国イリノイ州)、グランドハイアット仁川(韓国)、インディゴホテル(サウジアラビア)など数多くのホテルでデザインを手掛ける創業1965年の「ゲンスラー・アンド・アソシエイツ・インターナショナル・リミテッド」を起用。
深夜の到着客と早朝の出発客とが共にゆっくり寛げるように、ベージュトーンのソファや間接照明を用いた柔らかい空間で出迎える。

また、ロビー床には、上空から俯瞰した羽田空港をモチーフにつくられた縦4.8m×横3.0mの象嵌(ぞうがん)タイルを施し、ラウンジには江戸の小路をイメージした格子模様の壁を配置、各フロアの廊下には紙すきの手法を使ったクロスを用いるなど、海外からの利用客に日本の「和」を感じてもらえるような空間を演出する。

全4タイプの客室には、桜や富士山といった日本の風景写真をモチーフにしたドリームボードを設置し、写真をぼかすことで、まるで夢をみているかのような雰囲気を演出するという。
また、着物の八掛(はっかけ)を思わせるベッドライナーなど、日本をイメージさせるマテリアルを採用。
ビジネスマン向けのコンフォートタイプの客室には、パソコンでの作業が楽に行えるように大きめのデスクを設置し、観光客が中心となるツインタイプの客室には寛ぎを重視したソファを設置する。

さらに、昨今の観光需要の高まりとともに大型化の傾向にあるスーツケースについても、客室内で荷物を広げられるようにスペースを確保し、スーツケースが収納可能なベッドを採用するなど、利用客の快適さに配慮したという。

「ホテルJALシティ羽田 東京 ウエスト ウイング」の所在地は東京都大田区羽田旭町4-4(地番)、交通は京浜急行鉄道空港線「穴守稲荷」駅より徒歩4分。
敷地面積は962㎡、延床面積は3,113㎡。
構造・規模は鉄骨造・地上8階建。
客室数は103室。