【ニュース】 西日本鉄道、アイランドシティで高齢社会対応型健康ネクストタウン建設による多世代交流の創出やバス営業所の新設による交通機能の強化などを実施 福岡県福岡市

2016.04.20
西日本鉄道株式会社(福岡市中央区、倉富純男社長)は、アイランドシティ(福岡市東区)で、西鉄グループの総合力を結集し、多世代がつながる、安心・高質の住環境とバス交通拠点が一体となった「まちづくり」に着手する。

アイランドシティは平成17年のまちびらき以降、着実に人口が増加し、近年、マンションや戸建住宅、商業・娯楽施設などの開発が相次ぎ、都市機能の拡充が進められている。
福岡市では、「超高齢社会対応型」健康ネクストタウン計画(住民のためのコミュニティセンター機能に加え、高齢者向け住宅や多世代交流住宅等を複合的に配置した拠点施設を誘致するもの)を策定。
用地を所有する博多港開発株式会社では、同計画の趣旨を踏まえ、約4.1haの用地開発の事業提案公募を実施、西日本鉄道が事業予定者として決定された。
20160420アイランドシティ

西日本鉄道では、分譲・賃貸マンション、シニアマンションに加え、コミュニティーセンターを設置し、様々なライフステージの人々が集い、つながる多世代コミュニティを創出する。
また、周辺医療・福祉機関と連携した健康管理・増進サポートや介護サービス、託児所の設置による子育て支援などの充実したライフサポートの提供や、同エリア内での住み替えが出来る仕組みづくりなどのタウンマネジメントを行うことで、アイランドシティの中心となるような「まち」を目指す。

あわせて、同用地内にバス営業所を新設することで、周辺エリアの交通機能強化を図る。
西日本鉄道ではこれまでも、同地区への運行本数を増加させるなど、交通機能を拡充してきたが、今後も見込まれる近隣地区を含めた需要の増加に対応するため、新たな拠点を整備する。
その他、スーパーマーケットの併設を予定しており、入居者をはじめ、周辺住民の生活利便性を高めるとしている。

開発地の所在地は福岡市東区香椎照葉5丁目26番37。
開発期間は平成28年12月~平成32年(予定)。
開発面積は約4.1ha(住宅部分約3.1ha・バス営業所部分約1ha)。
総事業費は約250億円。