2016.04.14
九州旅客鉄道株式会社（福岡市博多区、青柳俊彦社長）は4月13日、鹿児島本線・肥薩線の「熊本」～「八代」～「人吉」間で、新しいD&S（デザイン＆ストーリー）列車の運行を開始すると発表した。

運行開始時期は平成29年春頃の予定。
なお、列車名は「かわせみ　やませみ」に決定、合わせて列車のデザインも発表した。


かわせみ（翡翠）、やませみ（山翡翠）は、自然豊かな渓流・球磨川流域に生息する小鳥。
球磨川沿線の自然や、人吉の町並みの美しさを表す名前であることから列車名に使用した。

同列車のコンセプトは、球磨川の自然豊かな渓流を飛び回る「かわせみやませみ」。
現在運行中のD&S列車「いさぶろう・しんぺい」が急勾配の通称「山線」を運行しているのに対し、「かわせみ　やませみ」は急流球磨川に寄り添う通称「川線」を運行するため、「川線」に相応しいデザインとした。
気動車の2両編成（定員は70名程度）で、テーブルのついた座席などを配置するという。

「かわせみ　やませみ」の運行開始時期は平成29年春頃（予定）。
運行区間は鹿児島本線・肥薩線「熊本」～「八代」～「人吉」間。
運転期間は毎日、運転本数は1日3往復程度。
運転時刻、停車駅などについては調整中としている。