【ニュース】 西武鉄道、全席レストラン車両「観光電車」の愛称を「西武 旅するレストラン 52席の至福」とし、2016年4月17日にデビュー決定、2016年2月1日より予約受付開始 埼玉県所沢市

2015.12.18
西武鉄道株式会社(埼玉県所沢市、若林久社長)は12月17日、優雅な空間と時間を楽しむことのできる、「秩父」をモチーフにした、乗って楽しい・食べて美味しい「観光電車」の開発に着手、概要の一部が決定したと発表した。
同社線沿線各地域の活性化と新しい旅行スタイルの提供が目的。

同電車の愛称は「西武 旅するレストラン 52席の至福」とし、2016年4月17日より運行を開始する。
あわせて、秩父の自然を意図したロゴマークも制作した。
20151218西武鉄道

車両の外装は、同社線の代表的な観光地「秩父」の四季と、自然豊かな秩父や武蔵野を流れる荒川の水をダ イナミックに表現。
各号車のイメージは、1号車が「春」芝桜・長瀞の桜、2号車が「夏」秩父の山の緑、3号車が「秋」秩父連山の紅葉、4号車が「冬」あしがくぼの氷柱。

車内のインテリアは、渓谷などの自然をモチーフとしたほか、沿線の伝統工芸品や地産木材を一部に使用する。
車内とデッキの仕切り(2号車・4号車)には秩父銘仙を使用する予定で、2号車の天井には柿渋和紙を使用、4号車の天井には西川材を使用する。

車内チャイムの作曲は、数多くの発車メロディーや車内チャイムを手掛ける音楽プロデューサーの向谷実氏を起用した。

さらに12月17日より、観光電車専用Webサイト「西武 旅するレストラン 52席の至福」を公開。
「観光電車」の情報は、順次専用Webサイトで発表予定としている。
食事内容は、新しい食と旅のスタイルを優雅に楽しめる内容を予定、詳細はサイトで発表予定。
2016年2月1日より専用Webサイト内で、予約受付を開始する。

観光電車「西武 旅するレストラン 52 席の至福」の運行開始日は2016年4月17日。
車両形式は4000系車両(4両1編成をリメーク)。
編成定員は4両編成・52名。
運行区間は池袋~西武秩父駅間・西武新宿~西武秩父駅間・西武新宿~本川越駅間などを予定。
運行日は臨時電車として、土休日を中心に年間 100 日程度の運行を予定。