【ニュース】 新地町、公開授業「平成27年度 新地町ICT活用発表会」を11月18日に開催、テーマは「ICTを活用して学びの質を高め、21世紀を生き抜く力を育てる授業」 福島県新地町

2015.10.21
新地町教育委員会は、公開授業「平成27年度 新地町ICT活用発表会」を、町内の各学校で11月18日に開催する。
テーマは「ICTを活用して学びの質を高め、21世紀を生き抜く力を育てる授業」。

同町は面積46.35km2、人口約8,000人、小学校3校・中学校1校(合計4校)の小規模な自治体。
宮城県との境、海辺に位置する。
2011年3月11日の東日本大震災では、津波による被害を受け、多くの被害を受けた。
現在、その教訓を活かし、非常時にも機器を利用して情報発信ができるよう、各学校に太陽光発電、及び蓄電池の設備を備えたほか、普段から地域との連携ができる学校づくりを行っているという。

同町では平成22年度より、「地域雇用創造ICT絆プロジェクト」、平成
23年度からは「学びのイノベーション事業」「フューチャースクール推進事業」など、いち早く各普通教室に電子黒板を配備し、児童生徒に1人1台規模でタブレットPCを配備してきた。

同町の小学校3校・中学校1校の計4校・全ての学校で機器を整備するとともに、現在、ICT支援員を10名配備し、手厚い体制で日々の授業及び実証、研究に取り組んでいるという。

平成26年度からは、新たに文部科学省の「先導的な教育体制構築事業」、総務省の「先導的教育システム実証事業」に採択され、東京都荒川区、佐賀県とともに実証地域の一員として、他の27の協力校、ドリームスクール11地域とともにクラウドを活用した各種の実証研究も開始した。

今年度は、その成果の中間報告として全ての学校で広く授業を公開する。
これからタブレットPCや電子黒板、ICT支援員を導入して情報化を行おうとしている自治体や学校、あるいは既に各種の活用を行っている人々にも、同町で得られた多くの知見や反省は参考になるものだという。

公開授業では、反転授業や協働学習、海外との交流授業、最新技術AR(拡張現実)を活用したものなど、各種の授業を各校で観覧可能とするほか、シンポジウムも開催する。

「平成27年度 新地町ICT活用発表会」の開催日時は11月18日の13時~16時30分(受付開始は12時30分~)。
参加申し込みは10月30日まで、新地町教育委員会のWebサイト左側メニューの「ICT活用発表会申し込み」ページより。