【ニュース】 南海電気鉄道、難波エリアで複合ビル「新南海会館ビル(仮称)」の新築工事に着工、竣工予定は平成30年9月 大阪府大阪市

2015.08.28
南海電気鉄道株式会社(大阪市中央区、遠北光彦社長)は、「新南海会館ビル(仮称)」の新築工事に9月1日に着工する。
同ビルは、同社が本社機能を置いていた南海会館ビル(大阪市中央区難波5丁目)を建て替えるもの。
旧南海会館ビルの解体工事がこのほど完了したことから、新築工事を開始する。

同プロジェクトは、同社グループの最重要拠点である難波で持続的な成長を目的としたもの。
難波エリアのポテンシャル向上と新たな価値創造を目指す。
20150828新南海会館ビル

同ビルでは、最高水準の耐震構造やBCP機能に加え、関西国際空港直結の立地を活かしたオフィス機能を強化する。
さらに、先進・予防医療、都心型コンベンション、国内外からのツーリスト向け等の各施設を設置。
新たな都市機能を備えた複合ビルとし、難波エリアのさらなる活性化の要として、エリアの有する可能性を最大限に引き出していくとしている。

フロア構成は、オフィス(13~30階)、メディカルセンター(9階・地下2
階)、コンベンションセンター(7階・8階)、ツーリストサロン(5階)、商業・金融サービス(地下1階・1~3階・6階)。
13階から30階に配置するオフィスは、18フロア・貸室面積合計約
1万500坪。

なお周辺整備事業(都市基盤機能整備)では、同ビル新築工事に合わせ周辺歩行者通路等都市基盤を整備、難波の交通結節機能の一層の充実を図る。
地下鉄なんば駅から南海難波駅への通路バリアフリー化、北歩行者通路・広場整備、新たな駐輪施設整備を行う。

「新南海会館ビル(仮称)」の所在地は大阪市中央区難波5-1-60、交通は南海「難波」駅直結。
階数は地上30階・地下2階、建物高さは約148m。
延床面積は約8万4,000㎡。
構造は鉄骨造(一部鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄筋コンクリート造)。
竣工予定は平成30年9月。