【ニュース】 三井ホーム、大手住宅メーカーで初、京都市上京区相国寺門前町の借地権付建売住宅4棟で京都市より「平成の京町家」認定を取得、完成は2015年9月予定 京都府京都市

205.07.28
三井ホーム株式会社(東京都新宿区、市川俊英社長)はこのほど、京都市上京区相国寺門前町での借地権付建売住宅4邸の建築計画で、今年4月に京都市より「平成の京町家」認定を、大手住宅メーカーで初めて取得したと発表した。

今回の計画では、京都の歴史が育んだ、自然の恵みを利用するという知恵(温度・風・日射しのコントロール)をプランニングの各所で活用。
合わせて、同社独自のプレミアム・モノコック構法の特徴である優れた断熱・耐震・耐久性能により、認定基準のひとつである長期優良住宅認定を取得した。

さらに、京都地産木材である「みやこ杣木(そまぎ)」を内装材に採用。
また、道路側には出格子(外壁から外へ張り出して作った格子)や付梁を設置するなど、京町家の外観に仕上げることで歴史的景観の再生に努めたとしている。
20150727三井ホーム

「平成の京町家」とは、京都市が推進する「伝統的な京町家の知恵と現代の環境技術を融合した京都型の環境配慮住宅」建設プロジェクト。
2類型あり、今回の認定取得は一般型とよばれる類型となる。
一般型は現在普及している一般的な工法に伝統的な京町家の知恵を取り入れたもので、認定基準を満たす注文住宅や分譲住宅が対象。
認定住宅には50万円の補助金が交付される。

同社では、引き続き京都の歴史的景観を配慮した世代を超えて暮らし継がれる、安全・安心で快適な環境配慮型「平成の京町家」の普及に努めていくとしている。

建設地は京都市上京区相国寺門前町699-1の一部。
建物は住宅4棟。
構造は木造(ツーバイフォー工法)、階数は地上2階。
「平成の京町家」認定による補助金は、各棟の購入者へ50万円。
権利関係は土地が普通借地権期間50年更新可、建物は所有権。
完成は2015年9月予定。