【ニュース】 JR北海道、「ロワジールホテル旭川」「クロフォード・イン大沼」の売却先を決定 北海道旭川市

2015.07.21
北海道旅客鉄道株式会社(札幌市中央区、島田修社長)は、今年4月8日に売却方針を発表した、同社所有ホテル「ロワジールホテル旭川」(北海道旭川市)を米国の投資会社・フォートレス・インベストメント・グループLLCの運用ファンドが組成する特定目的会社(東京都港区、山﨑亮雄代表)に、「クロフォード・イン大沼」(北海道七飯町)を鶴雅観光開発株式会社(北海道釧路市、大西雅之社長)に売却すると決定した。

同社では、売却先の両社がともに、取得施設の再生に豊富な実績があり、傘下にブランド力の高い施設を有すること等から、両ホテルについても、さらなる魅力向上及びエリア全体の集客力向上に資する取り組みを行えると判断。

特に「クロフォード・イン大沼」は、売却後に改装工事が行われ、来春の北海道新幹線開業に合わせてリニューアルオープンの予定で、新幹線開業後の道南観光への寄与も期待しているという。
なお、両ホテルともに、運営が継続され、希望する従業員の雇用も引き継がれるとしている。

「ロワジールホテル旭川」の所在地は北海道旭川市7条通6丁目29番
2。
客室数は265室、従業員数は約170名(パート・アルバイト含む、平成27年6月末現在)。
売却先となるフォートレス・インベストメント・グループLLCは、平成10年に設立された、ニューヨーク証券取引所上場の米国の投資会社。
平成27年3月末時点の運用規模は699億米ドル。
売却日は平成27年10月1日(予定)。
ホテル名は売却後に変更する予定だが、受付済の同日以降の予約は承継し、ホテルの営業も休業せずに継続するとしている。

「クロフォード・イン大沼」の所在地は北海道亀田郡七飯町字大沼町85番9。
客室数は30室、従業員数は約20名(パート・アルバイト含む、平成27年6月末現在)。
売却先となる鶴雅観光開発は、道内で温泉旅館の所有・経営・運営、レストランの経営・運営を手掛けている。
売却日は平成27年11月2日(予定)。
ホテル営業を終了の上で売却する予定で、売却日以降に改装工事を実施、ホテル名を変更し、来春の北海道新幹線開業に合わせてリニューアルオープン予定としている。